ラベル 会津若松市 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 会津若松市 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年7月18日月曜日

らーめん / あいすや本町 (会津若松市)

アイス問屋の相良食品が営む食堂が「あいすや本町」である。
駐車場は店の前のスペースで、店のオッチャンが誘導してくれる。

店内は雑然としており、入って左手に食券機で予め食券を買うシステム。
食券機  / あいすや本町 (会津若松市)

食券機  / あいすや本町 (会津若松市)

店内風景  / あいすや本町 (会津若松市)

店内風景  / あいすや本町 (会津若松市)

スープは喜多方の坂内食堂を連想させる透明感のある色で、醤油と言うよりは塩味に近い。濃厚で豊かな味わいながら、かなり塩辛い。
具はチャーシューとメンマと玉子。
脂身の多いバラチャーシューだが、しつこさは全く無く、ホロホロと崩れるほど柔らかく味がよく染みていて美味い。
久々に美味いラーメンを食べた。
らーめん / あいすや本町 (会津若松市)

本業でラーメン屋を営業している店よりも、趣味や副業としてやっている店の方が美味い傾向が有るように思う。
以前、ほんの短期間だったが、会津若松市山見町に在った「俺家【おれんち】」も本業を別に持っている方が商っていたとても美味いラーメン屋だった。
食後に小さなソフトクリームが出る。塩味の濃いラーメンの後の甘くて冷たいアイスは絶品。
ソフトクリーム / あいすや本町 (会津若松市)

あいすや本町は表通りに駐車場完備のド~ンと大きな店を構えてもらいたいラーメン屋だ。今後の展開が楽しみ。


あいすや本町 (相良食品)

住所 : 福島県会津若松市本町5-28
電話 : 0242-27-5610
定休日 : 日・水・木
営業時間 : 11:00〜14:00
駐車場 : 9台位
らーめん(食後のアイス付き) 690円(税込み 2022年現在)


2021年7月11日日曜日

妖怪と弾痕の諏訪神社 / 会津若松市

会津若松市本町の諏訪神社は1294年の創建。当時の地名は“黒川”で、1593年に蒲生氏郷が“若松”と改める300年も前の事となる。
蒲生氏郷が黒川城を改築し城下町を整備した際、外堀の内側(郭内)の唯一の神社だったようだ。
社殿は戊辰戦争時に焼失し、その後は仮社殿のままだったが、1993年に本殿を含む大々的な再建が行われ現在に至る。

鳥居に残る弾痕

鳥居には戊辰戦争当時の弾痕が残っている。
新政府軍が佐川官兵衛が率いる会津軍に向って放った弾丸跡とされている。

妖怪“朱の盆”

朱の盤・首の盆などの異名が有るようだが、ゲゲゲの鬼太郎などの妖怪物の世界では“朱の盆【しゅのぼん】”で統一されているようだ。
盆のように丸くて大きく真っ赤な顔の妖怪。それが小泉八雲の“狢【むじな】”の“のっぺらぼう”ように何度も連続的に驚かせて被害者は死に至る。
以下のような話がある。

山田角之進なる若侍が諏方神社に出る妖怪の正体を確かめようと夜中に出かけ、朱の盆に遭遇し、その恐ろしさのあまり失神する。
息を吹き返し家路を急ぐ途中に再び朱の盆に出会い、やっとの思いで帰宅したが、心労の余り100日間寝込んだ挙げ句、家人に成りすました朱の盆にまたもや間近で遭遇し、ついには悶死してしまった。
http://aizuhonmachi.blogspot.com/2015/07/shunobon.html?m=1

今では妖怪もすっかり鳴りを潜め、戊辰戦争での激しい戦いが有った事さえ想像できないような静かな神社になっている。


諏訪神社

住所 : 福島県会津若松市本町10-32
駐車場 : なし

2021年6月21日月曜日

強清水 / 会津若松市

強清水【こわしみず】

福島県が定める「ふくしまの水三十選」の内の「ふるさとの泉9選」の一つ。いわゆる銘水である。
「滾々と湧き出る」とはこの様な事を言うのだと言わんばかりにまさに滾々と湧いている。
湧き水周辺は昔は二本松街道沿いの休所として栄えた。現在も何軒もの蕎麦屋が在るのは当時の茶店の名残か。
ここ強清水の各蕎麦屋の名物は天ぷらで、スルメや身欠き鰊などの乾物と饅頭といったその天タネの特殊性から“強清水の天ぷら”として知られるようになった。
饅頭の天ぷらは醤油を付けて食べると餡の甘味と醤油の塩気と揚げ油のコクが相まって、えも言われぬ味わいになると絶賛する向きもある。


強清水の由来

1231年(寛喜3年)のこと。
木こりをしていた与曽一と与曽二という父子がいた。父の与曽一はまじめな働き者だったが、息子の与曽二は大の怠け者で、年中酒を飲み、ついには追い剥ぎをするようにまで成り果てた。
悪たれ息子のせいで米も買えないほどに困窮していたが、父の与曽一は山仕事の帰りにはいつも酒に酔っていた。
不思議に思った息子の与曽二は父のあとをつけてみると、父与曽一は山仕事を終えての帰宅途中にある清水を酒に見立てて呑んでいたのであった。
与曽二はその父の姿を見て己の親不孝を悔い改め、それ以降は孝行を尽くした。

 会津盆唄の一節
  ハァー恋(鯉)の滝沢 舟(鮒)石こえて
  親は諸白 子は清水
というのは、まさに、この父子の物語をうたったものである。

…と言うのが会津かわひがし町観光協会の案内板に書かれている内容なのだが、民謡の歌詞の部分の意味が解らない。
滝沢と船石は地名なのか。
鯉と鮒は何の意味なのか。
「親は諸白 子は清水」は、バカ息子にはただの湧き水だが、父親は諸白(清酒に近い日本酒)のつもりで飲んでいた、と言う意味か。
会津かわひがし町観光協会はその辺の解釈も併せて記載して頂きたいのと、看板文字がかなり薄れて来ているので作り直して頂きたい。

強清水【こわしみず】

住所 : 福島県会津若松市河東町八田下ノ家
汲水 : 随時

2020年11月13日金曜日

からあげ弁当 / エルちゃん弁当 日新店 (会津若松市)

しっかり味付けのエルちゃん唐揚弁当

晩秋の冷たい風が吹き始めると食べたくなるのがエルちゃん弁当の唐揚げ弁当です。

しっかりと濃い味付けの鶏唐揚げが白いご飯に合う合う。
昔はフタが閉まらないほど唐揚げがたくさん入ってましたが、今は適量です。
オカズとご飯の量のバランスが丁度良い。

からあげ弁当 / エルちゃん弁当 日新店 (会津若松市)

ご飯なんですが、以前は米粒の一粒一粒を感じるほど固めに炊かれてましたが、今日はけっこう柔らかめ。
ご飯は少し柔らかめの方が甘みが出て美味しい。
味が染みている唐揚げとご飯の相性がとっても良い弁当でした。

からあげ弁当 / エルちゃん弁当 日新店 (会津若松市)

ただ、漬け物があまり美味しくないかなぁ。
棄てるのはもったいないし⋯⋯。

エルちゃん弁当のメニュー表

メニュー / エルちゃん弁当 (会津若松市)


■□■店舗情報■□■

店名 : エルちゃん弁当

住所・電話 :

<日新店>

福島県会津若松市日新14-17
TEL:0242-29-3751

<飯寺店>

福島県会津若松市門田町大字飯寺字村東383-4
TEL:0242-23-7790
営業時間 : 11:00~15:00 17:00~19:00
定休日 : 毎週水曜日
駐車場 : 4~5台
※​年末年始は休業

《関連記事》

2009年9月8日火曜日

藤田五郎の墓 / 阿弥陀寺 (会津若松市)

 会津若松市の現在の繁華街は、鶴ヶ城から会津若松駅へと続く新明通りだが、江戸の頃は鶴ヶ城北西部の七日町付近までが城下町として賑わっていたらしい。

阿弥陀寺はJR只見線の七日町(なぬかまち)駅の真ん前に在る。


この寺には藤田五郎の墓がある。

藤田五郎とは、新撰組三番隊組長である斎藤一が明治維新後に使った名前である。

藤田五郎は本名を山口一という。その後、斎藤一・山口二郎・一瀬伝八と変え、明治の初め頃に藤田五郎と改名した。

いずれの名前にも数字が入っているが、どういう拘りが有ったのだろうか。

藤田五郎の墓 / 阿弥陀寺 (会津若松市)

父、山口祐助は明石藩(現在の兵庫県明石市あたり)の浪人で、江戸に出て来て御家人の株を買ったらしい。

藤田五郎は父が江戸に出てきてから生まれたとするのが通説。

近藤勇とは道場試衛館の頃からの知り合いだったが、いつ頃から正式に新撰組の隊員と成ったかについては、藤田五郎の行動に不明な点が多すぎる事と、新撰組自体が統一された行動をとっていない事などにより明確になっていない。

戊辰戦争時には会津藩の指揮下で白河口の戦い・母成峠の戦いに参戦。

会津藩の降伏後は、塩川(現:福島県喜多方市)・高田(現:新潟県上越市)で謹慎生活を送った。

その後、青森県五戸町に移り、2度の結婚をする。

東京で警視官に採用され、西南戦争に参戦。

1891年に退職し東京高等師範学校などに警備員として勤務し、1915年9月28日死去。


「波乱万丈の生涯」とは、彼のような事を言うのだろう。

本人の希望により会津若松市の阿弥陀寺に墓が建てられたらしいのだが、なぜ彼がこの寺を指定したのかなどは不明。

この阿弥陀寺には明治初期に鶴ヶ城から移築された御三階が在る。


■□■ 店舗情報 ■□■

寺名 : 阿弥陀寺

住所 : 福島県会津若松市七日町4-20

電話 : 0242-27-7445

駐車場 : 無し

写真 : 藤田五郎の墓

2009年8月9日日曜日

会津赤ベコ公園 / 会津若松市

 赤ベコとは福島県会津地方の郷土玩具の一種で、赤牛の形をした首振りの張子人形である。

会津赤ベコ公園には、その赤ベコを模した大小の遊具が設置されている。

会津若松の中心部から会津坂下町へ向かう国道49号線沿い右手に在る小さな公園だ。

大赤ベコは内部が空洞で入って遊べるようになっているが、いつ通っても子供が遊んでいるのを見た事が無い。

会津赤ベコ公園 / 会津若松市

水飲みも赤ベコだ。

会津赤ベコ公園 / 会津若松市

隅には50cm程度の小赤ベコが行儀良く並んでいて、これがなかなか可愛らしい。

会津赤ベコ公園 / 会津若松市


■□■ 公園情報 ■□■

公園名 : 会津赤ベコ公園

住所 : 会津若松市神指町高久付近の49号線沿い

駐車場 : 3台 (狭いです)

2009年7月13日月曜日

会津味噌らーめん / 味噌蔵 小豆屋 (会津若松市)

 “味噌蔵 小豆屋”は、おそらく会津地方で唯一の味噌ラーメン専門店である。

もともとは喜多方市に在ったが2004年の夏頃閉店し、いつの間にか会津若松市に移転していた。


メニューは次の5種類が基本形。

1. 会津の赤味噌を使用した辛めの肉味噌の会津味噌らーめん。

2. 揚げねぎと揚げにんにくがトッピングされた仙台味噌らーめん。

3. 炒りごまと擂りごまを使用した白味噌の信州味噌らーめん。

4. 五種類の合わせ味噌と鰹節のトッピングでコクを醸し出す別撰味噌らーめん。

5. ガツンと来る辛さが特徴の辛し味噌らーめん。

更にこの5種類を基に、野菜や炙りチャーシューのバリエーションメニューが用意されている。

また、夏場のみの特設メニューに“冷たい味噌らーめん”が有り、興味をそそられる。


今回は会津味噌らーめんをお願いした。

赤味噌と言うと素朴で単調で、どこか田舎臭いイメージが有るが、肌理が細やかで滑らかなスープに仕上がっていた。

少し辛味の有る肉味噌が良く合い、とても美味しく頂いた。

ただ、麺の茹で加減が柔らか過ぎたのが残念だった。

極太のメンマが印象的。

会津味噌らーめん / 味噌蔵 小豆屋 (会津若松市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 味噌蔵 小豆屋 (みそぐら こまめや)

住所 : 福島県会津若松市東千石1-3-3

電話 : 0242-28-0615

定休日 : 火曜日

営業時間 : 11:00~20:30

駐車場 : 5台位

写真 : 会津味噌らーめん 730円(税込み)

2009年7月8日水曜日

桜ソースカツ丼 / 桜鍋 吉し多 (会津若松市)

 “桜鍋 吉し多”は、会津若松市役所の東隣りに在る馬肉料理専門店である。

「桜肉も有ります」ではなく「桜肉しか有りません」と言う所がいさぎよい。

ラーメンなども、「醤油も味噌も塩もとんこつもなんでもやってます」と言う店よりも、「ウチは醤油しかやってません」という頑なな店の方が好感と期待が持てるのと同じで、“桜鍋 吉し多”にも同様の強い期待を勝手に抱いて鼻息も荒く店内に突入した。

カウンター席と一枚板の天然長テーブル席と座敷がある。

桜さしみ定食や桜すし定食にも気持ちが惹かれたが、他の店ではお目に掛かった事の無い“桜ソースカツ丼”に決定した。


桜ソースカツ丼は、直径4cm程の棒状のカツを一口大にカットしたのが載った物で、鼻息を荒くして入店しただけの甲斐が有る想像以上に美味いカツ丼だった。

肉は外側だけに火が通ったカツオのたたきの様な状態。

薄く付けられた衣のサクサク感と、刺身に近い食感の肉との相性がとても良い。

これはハイボールウイスキーにきっと合う。

桜カツを肴にハイボールを飲む事を想像して、鼻息は更に荒くなった。

桜ソースカツ丼 / 桜鍋 吉し多 (会津若松市)

厚焼き玉子と湯通しした野菜、それに漬物が付いてランチタイムには850円だが、夜の営業時間帯には1,200円になってしまう。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 桜鍋 吉し多 (さくらなべ よした)

住所 : 福島県会津若松市東栄町5-14

電話 : 0242-28-5533

定休日 : 不定休(主に日曜日)

営業時間 : 11:00~14:00/17:00~22:00

駐車場 : 10台くらい

写真 : 桜ソースカツ丼 850円(税込み・ランチタイム価格) 夜:1200円

2009年7月6日月曜日

中華そば / ハトヤ食堂 日新町本店 (会津若松市)

大町四つ角から七日町駅方向へ向かう途中、左へ折れた所に在る。

店内はだいぶ油などで汚れていて、椅子やテーブルも油でベトベトしている。久し振りにこういったタイプの店に入った。

今ではこういう店はずいぶんと珍しくなってしまい、探してもなかなか見つからない。


子供の頃、休日に家族そろって買い物などに出かけた時など、昼食はその辺の食堂で済ませる事がしばしば有った。

当時は客も保健所も、衛生面に関してそれほどやかましく考えていなかったようで、テーブルも椅子も油分でベトベトしている店が結構在った。

そんなテーブルにはピーナツの販売機が据え付けられている事が多かった。

販売機と言っても、現在ファミレスやラーメン屋などで時々見かける100円コインを入れる星座別おみくじ販売機があるが、丁度そのような形と大きさだったように覚えている。

ピーナツの料金は5円とか10円位だったように思う。

今のように個々に包装されている訳ではなく、レバーを引くと油で汚れたテーブルの上にピーナツがバラバラと飛び出してくるのだ。

受け皿が用意されているでも無く、ボックスティシュなどが無かった時代なので、ただバラバラと撒かれたものを大人も子供も摘んで食べていた。

ハトヤ食堂本店は、そんな大らかな時代を思い出させる店である。

中華そば /  ハトヤ食堂 日新町本店 (会津若松市)

さて、肝心のラーメンだが、スープは煮干の香りがするものの魚系スープと言い切れる程の主張は無く、穏やかと言えば穏やかだが、ボンヤリと言えばボンヤリした味だ。

麺は手打ち風で、所々に茹できれていない粉っぽい所が有り、モソモソとした風変わりな食感だ。

ハトヤ食堂は会津若松市に3軒あるが、日新町に在るのが本店で、他には鶴ヶ城近くの城前店と七日町のハトヤ分店が有り、それぞれ親戚関係にあるという。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 日新町本店 ハトヤ食堂

住所 : 福島県会津若松市日新町14-14

電話 : 0242-27-2138

定休日 : 不定休

営業時間 : 11:30~20:00

駐車場 : 3台

写真 : 中華そば 500円(税込み)

2009年6月29日月曜日

ラーメン / アトリエ喫茶 ホビー館 (会津若松市)

東北地方で最も古い部類の古墳に属する“会津大塚山古墳”が立地する大塚山の近くに、無線機器部品販売と漫画喫茶と居酒屋を兼ねた「アトリエ喫茶 ホビー館」が在る。

前もって相談を頂ければ、営業時間の延長や通常メニュー外の料理にも応じると言う柔軟さが有る。

ホビー館が在る付近は住宅地として開けつつある土地なので、居酒屋が何件か在っても良さそうなのだが見当たらない。

バブル崩壊後は住宅ローンが家計に重くのしかかっているので、新興住宅地ほど倹約家の家庭が多く、外での飲食を控えているのだろうか。

ラーメンを頂いた。背脂が散らしてあるが全くしつこさは無く、あっさりとしたラーメンだった。

ラーメン / アトリエ喫茶 ホビー館 (会津若松市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : アトリエ喫茶 ホビー館

住所 : 福島県会津若松市中島町3-40

電話 : 0242-93-9301

定休日 : 水曜日(水曜が祭日の場合は木曜日)

営業時間(平日) : 11:00~19:00

営業時間(土日祭日) : 10:00~19:00

駐車場 : 5台くらい

写真 : ラーメン 500円

2009年6月15日月曜日

ソースかつ丼 / とん八 (会津若松市)

会津若松市の飯盛山から來龍や大塚山の横を通り、118号線へ抜ける通りに在るとんかつ専門店が“とん八”だ。

この場所に店が出来てからはまだ数年だが、そもそもは昭和45年創業で老舗の部類に入る。

初代社長の石田八郎氏に因んで店名を“とん八”としたそうで、「8」へのこだわりはなかなかの物が有る。

例えば、多くのメニューの価格に80円の端数が付くし、電話とFAX番号の末尾にも8が付く。

極めつけは、開店時刻が11:08で閉店時刻が23:08。どんだけ“8”が好きなんだ!?


店内は琴のBGMが流れる和風な雰囲気で、4人掛けテーブル席と、奥には座敷もある。

食事以外にも宴会の会場としても十分に利用できるほどにメニューが豊富だ。

子供用・女性用のメニューも用意されている。


ソースかつ丼をお願いして待つこと15分ほど。

大衆食堂とは一味違った幾分凝った器に盛り付けられている。

味噌汁とひじきの煮物と漬物が付く。

ソースかつ丼 / とん八 (会津若松市)

丼がかなりおおきめなので中身が少なく見えるが、食べてみるとなかなかの量である。

10mmほどの厚みのロース肉で、「トンカツらしいトンカツ」と言える肉質だ。

ソースは柔らかく上品な味だが、少ししょっぱい。

このしょっぱめのソースがダバダバと惜し気も無く掛けてあるので、器の底はソース茶漬けのような有様に成ってしまっている。

提案だが、ソースかつ丼も定食などと同様に、別容器にソースを用意して頂き、個人の好みで掛けて食べるようには出来ない物だろうか。


735円の平日日替わりランチや弁当も有り、お薦めの店だ。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : とん八

住所 : 福島県会津若松市扇町80-2

電話 : 0242-22-1078

定休日 : 第一水曜日

営業時間(平日) : 11:08~23:08(平日のみ休憩15:08~17:08)

営業時間(土日祝) : 11:08~22:08

駐車場 : 8台くらい

写真 : ソースかつ丼 924円(880円+外税)

2009年6月4日木曜日

ソースカツ丼 / 來龍 (会津若松市)

白虎隊で知られる会津若松市飯盛山付近は、観光地にもかかわらず気軽に食事が出来る店があまり無い。

飯盛山から徒歩で10分ほど北へ行った所に「來龍(きりゅう)」と言う店が在る。

駐車場は10台以上駐車できるスペースがある。


町の中華屋さんと言ったところで、観光客を当て込んでの観光用郷土料理などは置いていない良心的な店だ。

会津の郷土料理というと、棒タラの煮付け・ニシンの山椒漬け・小づゆ・蕎麦などが挙げられるが、そのどれもがいちどきの食卓に並ぶことは、一般家庭ではいくら何でも無いと思う。

インド人が毎日カレーを食っているのとは訳が違うのだ。

棒タラの煮付け・ニシンの山椒漬け・小づゆ・蕎麦などをひとつの膳にこれでもかと盛り付けた観光用郷土料理を数千円も出して食べるより、ラーメンやソースカツ丼を食べた方がより現実的な会津の味を知る事になると思う。


やや強面のご主人が作る料理は、大抵のメニューが甘みを抑えてシャープに仕上げてある。

ソースカツ丼も同様で、香辛料を効かせたスパイシーですっきりとした味だ。

やや塩辛いが、これは会津地方共通の傾向のような気がする。

黒が基調の器と味のイメージが合っていて、「なるほど」とニンマリして頷いてしまう。

ソースカツ丼 / 來龍 (会津若松市)

肉は10mm程の厚さで、決して上質ではないがトンカツに合った存在感の有る物で、脂身が美味い。

この「脂身が美味い肉」にはなかなか巡り合えないもので、他には“お食事処 むらい”と“いとう食堂”くらいでしか脂身が美味いと感じたことが無い。

沢庵3切れと味噌汁、そして練り芥子が付く。

黙っていても練り芥子を付けてくれる店は無く、大抵の場合「すんませ~ん。練り芥子くださ~い!」と言わなければならない。

営業時間は未確認だが、11:00頃から20:00頃まで開いているようだ。



■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 來龍 【きりゅう】

住所 : 福島県会津若松市中島町2-24

電話 : 0242-22-3826

定休日 : 月曜日

駐車場 : 10台くらい

写真 : ソースカツ丼 900円

2009年5月25日月曜日

ジャンボカツ丼 / ラーメン処 天神 (会津若松市)

地理に不案内な方には随分と判りにくい場所に在ります。


店名に「ラーメン処」と冠が付いているが、私はいまだに天神のラーメンは食べた事が無く、ご飯物ばかりを食べている。


ここ天神のジャンボカツ丼は、ジャンボと言ってもトンカツそのものは大きくはない。

厚さ10mm程度の普通サイズのカツが二枚載っているダブルタイプである。

「ジャンボ」は、とんかつ自体が巨大であってこそ初めて名乗れるものではないだろうか。

総量としても「ジャンボ」を名乗るほどでは無く、「大盛り」程度のネーミングが妥当だと思う。

ジャンボカツ丼 / ラーメン処 天神 (会津若松市)

ソースは特に特徴の無い記憶に残りにくい味だ。

玉子でとじる煮込みカツ丼は、食べる部分によって微妙な変化が楽しめるが、ソースカツ丼の場合、丼に盛られた飯・キャベツ・トンカツを食べ続けるだけなので、ソースの味が平坦だと途中で気持ちがダレて来るのである。

トンカツの天辺に乗せられたパセリがダレ始めた気持ちを僅かに戻してくれた。

天神のカツ丼には梅干が合うような気がする。


天神の各テーブルにはバナナやオレンジなどのフルーツが籠に盛られていて、無料サービスとなっている。

ジャンボカツ丼 / ラーメン処 天神 (会津若松市)

■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : ラーメン処 天神

住所 : 福島県会津若松市天神町26-51

電話 : 0242-27-0004

定休日 : 年中無休

営業時間 : 11:00~20:30

駐車場 : 大駐車場有り

写真 : ジャンボカツ丼 1,100円

2009年4月27日月曜日

足湯「足ぽっぽ」 / 芦ノ牧温泉 (会津若松市)

会津若松市内から118号線を南に下り、トンネルに入る直前の信号を右折するとすぐに在る源泉かけ流しの足湯だ。足湯利用者は芦ノ牧プリンスホテルのご厚意でホテル駐車場の一角を利用できる。

足湯「足ぽっぽ」 / 芦ノ牧温泉 (会津若松市)

公園とも散策道ともつかないスペースがあり、ベンチに腰掛けていると温泉の匂いが漂ってくる。

足湯「足ぽっぽ」 / 芦ノ牧温泉 (会津若松市)

近くには“出会いの湯瀧”というのがある。道路に面した斜面に惜しげも無く湯を流している。
湯量豊富な温泉地ならではの贅沢なのだろうが、何だか勿体無い気がする。

足湯「足ぽっぽ」 / 芦ノ牧温泉 (会津若松市)


■□■ 足湯情報 ■□■
足湯名 : 足ぽっぽ
住所 : 福島県会津若松市大戸町芦ノ牧
駐車場 : 芦ノ牧プリンスホテルの一角

2009年4月13日月曜日

ソースカツ丼 / 若松食堂 (会津若松市)

会津若松市の大町四つ角から、宇佐美食堂とは反対の北へ5分ほど歩くと若松食堂がある。創業が昭和5年という老舗中の老舗だ。
入り口には昔ながらの食品サンプルが並べられており、懐かしい昭和の雰囲気が感じられる。
店内は飾り気の無い質素な雰囲気。

待つこと10分ほどでソースカツ丼が運ばれてきた。
最近は見た目にも派手さが求められ、トンカツをやたらと丼からはみ出させる店が見受けられるが、ここではその様な野暮な盛り付けはせず、きっちりと器に納まっている。

ソースカツ丼 / 若松食堂 (会津若松市)

5mm程度の薄めの肉をサクサクと食感良く揚げてある。
ソースはバランスが良く、カツにもご飯にもキャベツにも合う味になっている。
全体的に強い特徴は無いが、そのバランスの良い味が何よりも記憶に残る。
こういうのを老舗の味と言うのだろう。とにかく安心感が伴う美味さだ。
スープと漬物が付いて800円。お薦めしたい一品です。


■□■ 店舗情報 ■□■
店名 : 若松食堂 【わかまつしょくどう】
住所 : 福島県会津若松市大町2丁目7-1  
電話 : 0242-22-2284
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00~21:00
駐車場 : 道路を挟んだ向かいの駐車場に3台分
写真 : ソースカツ丼 800円

2009年3月16日月曜日

大町四つ角の変な物 / 福島県会津若松市

東京がまだ江戸と申しました時分、会津藩のお触書の高札が立てられた事から“札の辻”と言われたのが、現在の“大町四つ角”であります。
白河街道・下野街道・越後街道・二本松街道・米沢街道の会津五街道の起点だったところです。
この四つ角は素直な十文字ではなくクランク的十字路になっていて、江戸時代を偲ばせる造りを残しています。

この交差点に立って方々を眺めますと、近代的なビルから大正ロマン的建築物、更にはそれ以前を思わせるような古い木造家屋が雑然と立ち並んでいます。

この交差点の電信柱に妙なものを見つけました。
電柱に針金でぐるぐると縛り付けられた数本のパイプと言うかチューブと言うかホースと言うか…。
これは何の為の物なのでしょうか?
大町四つ角の変な物 / 福島県会津若松市
これが何なのかご存知の方、教えて下さい。

2007年3月21日水曜日

会津彼岸獅子 / 会津若松市

以前は「三匹獅子舞」と言ったそうだが、農閑期の彼岸に行われるようになり「彼岸獅子」と呼ぶようになったと言う話を聞いたことが有ります。

会津若松市内では、鶴ヶ城・阿弥陀寺・市役所・滝沢本陣跡・飯盛山など数箇所で催されました。

私は滝沢本陣のを見に行きました。

会津彼岸獅子 / 会津若松市

しかし、ここでハプニングが起こりました。

 ・会津若松観光物産協会サイトの彼岸獅子情報が間違っていた。

 ・間違った情報が市政だよりと共に配布された。

会津若松観光物産協会サイトの情報では9:30公演となっていたが、実際には9:00に終わっていた。 集まった人々の苦情により再度ショートバージョンが演じられた。

保存会の方々は、会津若松観光物産協会や市が確認を取らずに勝手に間違った情報を載せたと主張した。

しかし、当事者である保存会の方々の尽くが会津若松観光物産協会や市の情報を眼にしなかったとは考え難い。

会津若松はこれと言った産業が無い土地柄で、観光による収入は決してバカに出来ないはずである。

保存会・市・公共交通機関が綿密に連絡を取り合い、祖先が命懸けで残してくれた観光資源を有効に使うべきでは無いでしょうか。


■□■行事情報■□■

会津彼岸獅子

日時 : 3月21日

場所 : 福島県会津若松市 市内各所

2006年8月21日月曜日

案山子 / 会津若松市

ブラブラと散歩をしていたら、今ではあまり見かける事が少なくなった案山子が立っていた。

案山子 / 会津若松市

もう10日もすると朝夕に涼しい風が吹き、秋が近い事を思わせるのだろう。

2006年6月7日水曜日

飯盛山2006(後編) / 会津若松市

 戸ノ口堰洞穴から流れる水量は結構な物で、会津が米所・酒所と称されるのも、この豊かな水が有ってこそである。

戸ノ口堰洞穴水流 飯盛山 / 会津若松市

戸ノ口堰洞穴から右手を見ると、高台に“さざえ堂”が見える。

さざえ堂 飯盛山 / 会津若松市

“さざえ堂”の名前は、その形状から来た物で、離れた場所から見ると納得である。

入場料は400円と、やや高め。

さざえ堂 飯盛山 / 会津若松市

内部は、登りと下りは別のルートを辿る二重螺旋構造に成っていて、階段ではなく、スロープに成っている。

スロープには滑り止めと思われる横木が無数に打ち付けられている。

さざえ堂階段 飯盛山 / 会津若松市

さざえ堂から更に上に行くと、白虎隊士の墓が並んでいる。

白虎隊士の墓 飯盛山 / 会津若松市

団体客がある時などには剣舞が披露されるようだ。

私が着いた時には剣舞が終わり、刀を鞘に収めたところだった。

剣舞 飯盛山 / 会津若松市

あとは階段を降りてサッサと帰るのである。

石段 飯盛山 / 会津若松市

この階段を登りたくはないでしょう?

2006年5月24日水曜日

飯盛山2006(前編) / 会津若松市

戊辰戦争の幼い犠牲者として知られる白虎隊。 彼等の自刃の地である飯盛山。

見上げると、遥か彼方まで石段が続く。

階段 飯盛山 / 会津若松市

段数は約300段と少ないが、勾配が急なので、出来れば避けたい階段である。

有料エスカレーターも有るが、この参道から50メートルほど北へ行った所に、勾配が緩やかな裏道がある。

裏道 飯盛山 / 会津若松市

この『飯盛山近道』の看板が目印である。

途中には“白虎隊伝承史学館”がある。

白虎隊伝承館 飯盛山 / 会津若松市

飯盛山の石像 飯盛山 / 会津若松市

しばらく歩くと“戸ノ口堰洞穴”へ出る。

戸ノ口堰洞穴 飯盛山 / 会津若松市

これは、約400年前に猪苗代湖の水を会津地方へひく為、3年の歳月を費やして飯盛山の山腹に全長150メートル程の人口穴を開けたものである。

ここを白虎隊士が通過した。