2009年11月2日月曜日

中華そば / 丸見食堂 (喜多方市)

喜多方駅から北へ延びる道路の拡張工事に伴い、店舗が幾分後ろへ下がった。それを期に新築して大きく開かれた窓の有る明るい店に生まれ変わった。

以前の古い店にはいつ頃の物なのか、随分と古いレジスターが有り、現役で活躍していた。

丸見食堂は昭和初期の創業だと言う。ひょっとするとそのレジスターは戦前の物だったかも知れない。

その頃の店内は窓が無く、壁にはメニューやらビールのポスターやらが貼られてノスタルジックな雰囲気が満ちていた。昼日中から酒を飲んでいても罪悪感のカケラも感じることの無い雰囲気が有った。

新しい店舗は大きな窓から自然光が入るし、厨房との間仕切りは無いので、随分広く感じられる。

気に成るのはその厨房で働く人たちである。 元気が無い。

「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」の声が小さく、何が原因かは知らないが意気消沈という感じだ。

せっかく美味いラーメンを作っているのに勿体無い。

厨房の間仕切りを取り払ったと言うことは、調理人も接客に参加すると言う事である。挨拶くらいちゃんとしましょう。

髪を整えて髭を剃れば尚宜しい!

さて、住所だが、ネットで調べてみると、町田8279-1・町田8273・町田8257-2・町田8257-5の4種類が見つかった。

ここでは喜多方老麺会のサイトに記載されている「町田8257-5」をそのまま載せておきます。

中華そば / 丸見食堂 (喜多方市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 丸見食堂 (まるみしょくどう)

住所 : 福島県喜多方市字町田8257-5

電話 : 0241-22-0506

定休日 : 火曜日

営業時間 : 10:00~19:00

駐車場 : 4台くらい

写真 : 中華そば 600円(税込み)

2009年10月26日月曜日

みそラーメン / 菊水 (喜多方市)

菊水は本業が蕎麦屋だが、なかなか美味いラーメンも食べられる。

醤油・塩・味噌と各種揃っているが、何と言っても味噌がお勧めだと思う。

キャベツやもやしなどの野菜がたっぷりで、なかなか麺に辿り着けないくらいだ。

食べても食べてもどこまでもどこまでも野菜である。

ふと、自由律俳人“種田山頭火”の句、『分け入っても分け入っても青い山』が頭に浮かぶ。

食べたのが大分涼しく成って来た時分だったのでキャベツが少し硬くなっていたが、初夏の頃までの柔らかいキャベツを使った菊水のみそラーメンは実に美味い。

みそラーメン / 菊水 (喜多方市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 菊水(きくすい)

住所 : 福島県喜多方市寺町南5062

電話 : 0241-23-2200

定休日 : 水曜日

営業時間 : 11:00~15:00 / 17:00~20:00頃

駐車場 : 3台くらい

写真 : みそラーメン 650円(税込み)

2009年10月19日月曜日

喜多方ラーメン / いそべ食堂 (喜多方市)

いそべ食堂

いそべ食堂は喜多方の中心街から3kmほど東へ外れた場所に在るうえに休みが不定休。公共交通機関をお使いの方々泣かせのラーメン店だ。

スープは煮干の香りが強いがしつこさは無くあっさりとした仕上がり。

ほんの少しだけ硬めに茹で上げられた中太縮れ麺がスープと良く合う。

喜多方ラーメン / いそべ食堂 (喜多方市)

昼時には注文の電話が何度も鳴り、店の人が頻繁に出前に出入りするので少し落ち着かない感じがするが、地元に人気の有る店と言う証拠。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : いそべ食堂

住所 : 福島県喜多方市熊倉町熊倉宮西1557-5

電話 : 0241-22-1870

定休日 : 不定休

営業時間 : 11:00~14:00 / 17:00~19:30

駐車場 : 3台くらい

写真 : 喜多方ラーメン 550円(税込み)

2009年10月5日月曜日

熟成しょうゆラーメン / 喜一 (喜多方市)

 喜一のオープン当初のラーメンは斬新なものだった。

極太の麺。欧米の料理を連想させる、今までに無かった香りと不思議なコクのスープ。

喜多方の他のラーメン店では決して味わえない異質なものだった。

それから時々通うようになったが、段々とその特異性が薄れて行き、他のラーメン店との差が小さなものに成ってきた。

しかし、他の店では味わえない独特の風味は目だないながらも健在である。

ただあの極太麺は姿を消してしまったようで残念で仕方が無い。

まるで饂飩のような麺の、モチモチと言うかゴワゴワと言うか、存在感の塊のような食感をもう一度味わってみたい。

熟成しょうゆラーメン / 喜一 (喜多方市)

オープン当初に比べると、現在の喜一のラーメンは上品になって落ち着いた感が有る。

喜一は朝ラーが出来る店のひとつで、朝7時から開店しています。

今回頂いた熟成しょうゆラーメンは税込みで500円。

以前は喜多方のどの店もラーメン一杯500円が標準だったが、小麦価格の高騰を期に50円から100円程度の値上げをした。そんななか現在も500円と言う価格は安価な部類に入る。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 喜一 (きいち)

住所 : 福島県喜多方市字大谷池田3923

電話 : 0241-24-2480

定休日 : 不定休

営業時間 : 7:00-19:00

駐車場 : 20台位

写真 : 熟成しょうゆラーメン 500円(税込み)

2009年9月28日月曜日

そばドッグ / 道の駅裏磐梯 (耶麻郡北塩原村)

 “道の駅裏磐梯”は桧原湖の西側、459号線と会津米沢街道の交差点近くに在る。

駐車場に面して売店が幾つか並んでいる中に、「そばドッグ」が売られているのを見つけた。

売り子のお姉様に伺うと、ホットドッグのソーセージの代わりに日本蕎麦と野菜類を挟み込み、そば汁で味付けをした物とご説明を頂きました。

ホットドッグ界の“ヒデとロザンナ”的な存在である。


縦に切れ込みを入れた自家製のパンをホットプレートで加熱している間に蕎麦の下味付けをし、頃合いを見て取り出したパンに下味を付けた蕎麦を挟み込み、トマト・レタス・長ネギなどの野菜をトッピング。

仕上げのそば汁を少し垂らし、天カスを散らして出来上がり。

仕上げのそば汁はワサビ入りとワサビ無しを選べる。


私はワサビ入りをお願いしたが、ワサビ無しの方がパンに合うような気がする。

自家製パンは、表面がパリパリとしていて香ばしく、とても美味い。

そのパンとそば汁と天カスの相性は想像以上に良いものだった。

この相性抜群の3点が有れば、挟み込む物は蕎麦以外にも饂飩や素麺でもソコソコいけそうな気がする。

そばドッグ / 道の駅裏磐梯 (耶麻郡北塩原村)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 道の駅裏磐梯

住所 : 福島県耶麻郡北塩原村桧原南黄連沢山1157

電話 : 0241-33-2241

定休日 : 無休

営業時間 : 8:30~17:30

駐車場 : 75台

写真 : そばドッグ 430円(税込み)

2009年9月8日火曜日

藤田五郎の墓 / 阿弥陀寺 (会津若松市)

 会津若松市の現在の繁華街は、鶴ヶ城から会津若松駅へと続く新明通りだが、江戸の頃は鶴ヶ城北西部の七日町付近までが城下町として賑わっていたらしい。

阿弥陀寺はJR只見線の七日町(なぬかまち)駅の真ん前に在る。


この寺には藤田五郎の墓がある。

藤田五郎とは、新撰組三番隊組長である斎藤一が明治維新後に使った名前である。

藤田五郎は本名を山口一という。その後、斎藤一・山口二郎・一瀬伝八と変え、明治の初め頃に藤田五郎と改名した。

いずれの名前にも数字が入っているが、どういう拘りが有ったのだろうか。

藤田五郎の墓 / 阿弥陀寺 (会津若松市)

父、山口祐助は明石藩(現在の兵庫県明石市あたり)の浪人で、江戸に出て来て御家人の株を買ったらしい。

藤田五郎は父が江戸に出てきてから生まれたとするのが通説。

近藤勇とは道場試衛館の頃からの知り合いだったが、いつ頃から正式に新撰組の隊員と成ったかについては、藤田五郎の行動に不明な点が多すぎる事と、新撰組自体が統一された行動をとっていない事などにより明確になっていない。

戊辰戦争時には会津藩の指揮下で白河口の戦い・母成峠の戦いに参戦。

会津藩の降伏後は、塩川(現:福島県喜多方市)・高田(現:新潟県上越市)で謹慎生活を送った。

その後、青森県五戸町に移り、2度の結婚をする。

東京で警視官に採用され、西南戦争に参戦。

1891年に退職し東京高等師範学校などに警備員として勤務し、1915年9月28日死去。


「波乱万丈の生涯」とは、彼のような事を言うのだろう。

本人の希望により会津若松市の阿弥陀寺に墓が建てられたらしいのだが、なぜ彼がこの寺を指定したのかなどは不明。

この阿弥陀寺には明治初期に鶴ヶ城から移築された御三階が在る。


■□■ 店舗情報 ■□■

寺名 : 阿弥陀寺

住所 : 福島県会津若松市七日町4-20

電話 : 0242-27-7445

駐車場 : 無し

写真 : 藤田五郎の墓

2009年8月31日月曜日

亀ヶ森古墳 / 会津坂下町

亀ヶ森古墳は会津坂下町にある国指定史跡の4世紀後半築造の前方後円墳だ。

会津坂下町教育委員会による案内板には、「町では、古墳の恒久的保存と郷土学習の場としての史跡公園整備をめざして、史跡の公有化事業を進めています。」とあるが、昭和51年5月に国指定史跡を受けてから随分と時間が経っているが、何ひとつ進んでいないように見える。

亀ヶ森古墳 / 会津坂下町

亀ヶ森古墳 / 会津坂下町

雑然と墓地や社が建てられて木々が生えるままの状態よりも、整備され芝生が植えられたこんもりとした丘の方が、古墳が造られた当時の雰囲気により近いのではないだろうか。

山形県南陽市の稲荷森古墳などは古墳広場として綺麗に整備されている。

会津坂下町教育委員会各位には「各員一層奮励努力セヨ」と東郷元帥の言葉を贈りたい。

2009年8月17日月曜日

道の駅会津柳津の足湯 / 河沼郡柳津町

 柳津町は福満虚空蔵尊圓蔵寺と粟まんじゅうと温泉で広く知られる。

福満虚空蔵尊圓蔵寺は凡そ1200年ほど前に徳一大師により開創された弘法大使縁の名刹だ。

近くには名物の粟まんじゅうを商う店が点在していて、饅頭を蒸かすいい香りの湯気が漂っている。


道の駅会津柳津は、そう言った参拝客で賑わう所から少し離れた国道252号線沿いに在る食事処・お土産店・足湯・トイレ・齋藤清美術館などの複合施設で、駐車場は約60台分くらい。

道の駅会津柳津の足湯 / 河沼郡柳津町

この道の駅の足湯は“足湯散歩道”とでも名付けたいほどの凝った造りで、幾つかの浴槽が小石を並べた足ツボ歩道で繋がっていて、ぐるりと歩けば足の疲れが和らぐと言う案配になっている。

屋内にも足湯が有るので悪天候でも利用できる。

道の駅会津柳津の足湯 / 河沼郡柳津町



■□■ 足湯情報 ■□■

足湯名 : 道の駅会津柳津 (みちのえき あいづやないづ)

    ほっとinやないづ湯足里(ゆとり)

住所 : 福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙181番地1

電話 : 0241-42-2324

定休日 : 道の駅会津柳津=無休

    齋藤清美術館=毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日が休館日となる)

営業時間 : 9:00~18:00

駐車場 : 約60台

入湯料 : 無料

2009年8月9日日曜日

会津赤ベコ公園 / 会津若松市

 赤ベコとは福島県会津地方の郷土玩具の一種で、赤牛の形をした首振りの張子人形である。

会津赤ベコ公園には、その赤ベコを模した大小の遊具が設置されている。

会津若松の中心部から会津坂下町へ向かう国道49号線沿い右手に在る小さな公園だ。

大赤ベコは内部が空洞で入って遊べるようになっているが、いつ通っても子供が遊んでいるのを見た事が無い。

会津赤ベコ公園 / 会津若松市

水飲みも赤ベコだ。

会津赤ベコ公園 / 会津若松市

隅には50cm程度の小赤ベコが行儀良く並んでいて、これがなかなか可愛らしい。

会津赤ベコ公園 / 会津若松市


■□■ 公園情報 ■□■

公園名 : 会津赤ベコ公園

住所 : 会津若松市神指町高久付近の49号線沿い

駐車場 : 3台 (狭いです)

2009年8月3日月曜日

カツカレー / 若竹 (喜多方市)

 前回、若竹のソースカツ丼を食べて大いに満足したので、カツカレーに挑戦することにした。

運ばれて来たカツカレーを見て、私と連れは同時に「オ、オーッ!」と感嘆の声を上げてしまった。

ソースカツ丼は巨石墓ドルメンを連想させるような威風堂々とした物だったが、このカツカレーは巨大な岩山のジオラマ模型のような、雄大ささえ感じてしまうような圧倒感を漂わせている。

このようなカツカレーを見た場合、「オ、オーッ!」と感嘆の声を上げるのが妥当な態度である。

諸兄も是非、若竹で感嘆の声を上げてくれ給え。

カツカレー / 若竹 (喜多方市)

カツの肉厚は30mm位で、脂身はほとんど無く、スプーンでカットできる柔らかさである。

カレールーは大衆食堂のカレーに共通の、カレー粉を小麦粉で伸ばした黄色のタイプで、カレー専門店のようなスパイスにこだわった物には程遠い。

ご飯とカツの間には薄い千切りキャベツの層が有り、ショリショリとした不思議な食感のカツカレーになっている。


前半は余裕のハイスペースで食べていたが、カレールーが些かまったりとしているので後半から飽きが来てしまった。

この量を食べつくすには、もっとスパイシーなルーが理想である。

しかし風の噂では、大盛りを平然と食すツワモノが結構居るとの事。

私はかなり苦しみながらもどうにか完食し、しばらくはカレーもカツも食べたくないなと思うのであった。

小鉢とスープが付いて1,100円は、カツ丼同様にかなり良心的な価格だ。



■□■ 店舗情報 ■□■

店名 :若竹

住所 : 福島県喜多方市塩川町小府根字畑ケ田1

電話 : 0120-27-5169

定休日 : 火曜日

営業時間 : 11:00~20:30位

駐車場 : 10台位

写真 : カツカレー 1,100円(税込み)