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2023年8月15日火曜日

ノムノムこってり醤油 / ウリナム食堂 (喜多方市)

住宅街の喫茶店のような小さな店。駐車場は店から西へ30メートルほど行った左側にある。
メニューだが、ラーメンは“あっさり系”と“こってり系”に別れ、それぞれに醤油・塩・味噌が有り、ビビンバなどのご飯物も有る。

ウリナム食堂

ウリナム食堂メニュー

ウリナム食堂メニュー

ノムノムこってり醤油を注文。5分ほどでラーメンが運ばれて来た。
白地に青の雷紋が入った器にスープとチャーシューとネギなどが盛られた丼風景はとても美しく、端正な庭を観ているようだ。

ノムノムこってり醤油 / ウリナム食堂


麺は歯応えが有るがモッチリでもゴワゴワでもない。今まで食べた事のないタイプの麺だ。
整った味わいのスープによく合う。
「ノムノムこってり」とは「とってもこってり」の意味らしいが、背脂が散らしてある為に幾分こってり感は有るものの、スープ自体はあっさりしている。とは言え、味の密度が濃く、細胞の隙間に染み渡って行くような美味さを感じる。
喜多方ラーメンに於けるチャーシューは、スープや麺と同じように重要な位置を占めている。ウリナムの見事な出来のロールバラチャーシューは脂身のしつこさを全く感じない、程よく味が染みている物で、酒のつまみにも良い感じ。
メンマは他店では味わえないサクッパリッとした歯応え。
どれもこれもが喜多方ラーメンの枠からはみ出した独特のラーメンだが、久々に美味いラーメンを頂いた。
喜多方においでの際は是非とも召し上がってみて頂きたい。


ウリナム食堂

住所   福島県喜多方市前田4924-7
電話   0241-23-5930
営業時間 7:00~14:30
定休日  月曜日 (月曜日が祝祭日の場合は営業 翌日火曜日が休みとなる)

《写真 : ノムノムこってり醤油 730円(税込み) 2023年8月現在》

2021年6月26日土曜日

ラーメン / 香福 (喜多方市)

店舗は外観も店内も小ざっぱりしていて今風で少し寂しい。
人気店なので芸能関係者も訪れていると思うが、サイン色紙などをこれみよがしにベタベタと下品に貼っていない所が好ましい。

ラーメンの名称が一風変わっていて、チャーシューメンが「お肉ラーメン」、しらがネギラーメンは「告白ラーメン」、万能ねぎラーメンが「青春ラーメン」と呼んでほしいそうだ。
ご飯類も充実していて、白飯以外に4種の丼物がある。

ベーシックな「ラーメン並盛」をお願いした。
味の濃さや麺の茹で加減を指定できるがデフォルトで注文。
スープは透明感のある薄い褐色で醤油の味や香りは感じられない、ほぼ塩ラーメンと言って差し支えのないもの。坂内食堂を連想するが、坂内食堂よりもアッサリとしている。やや塩っぱめ。
麺は喜多方にしてはやや細めで柔らかめ。
具はネギとメンマとチャーシュー。
チャーシューは薄味で分厚くスライスされた脂身の多い物で、スープ同様に坂内食堂を想起する。
駐車場は店舗の裏に在る。店の脇の狭い通路を通るより、裏道からの方が出入りが容易だ。

香福【こうふく】
住所 : 福島県喜多方市三丁目4840
電話 : 0241-23-3878
定休日 : 火曜日
営業時間 : 7:30〜14:00 (スープが無くなり次第終了)
駐車場 : あり

2021年6月8日火曜日

醤油ラーメンと半チャーハン / らーめん こうへい (喜多方市)

らーめん こうへい

私は独創的で個性的なメニューで名をあげる今どきのラーメン屋よりも、昔ながらのスタイルを通している方が好みである。
お年寄りが作るラーメンには、まるで人間の体組成と成分がほぼ同じで自然と無理なく身体にラーメンが浸透してくるような、そんな感覚を覚える。
古くは喜多方北町郵便局の近くに在った「秀月」や、喜多方プラザ文化センター近くに在った「きぬた」のラーメンがそれであった。
“らーめん こうへい”のご主人夫婦はまだお若いのに、それらお年寄りが作る物に似たしみじみと美味いラーメンを作る。
背脂や黒醤油を使い新分野の喜多方ラーメンを開拓するも、その味わいは結局しみじみ美味い昔からのラーメンになる所が“こうへい”の面白い所でもあり、何度も足を運びたくなる理由なのだろう。

店内に入ってすぐの所にテーブル席が2つ。座敷に4人用座卓が6つ。
狭い店が多い喜多方では広い部類ではないだろうか。

醤油ラーメンと半チャーハン

“こうへい”と言えば麺もチャーシューも黒く染まってしまう真っ黒なスープの「漆黒ラーメン」ばかりが取り沙汰されるが、普通の正油ラーメンもかなり美味い。
この丼風景を見ていると“小山ゆうえんち”や“としまえん”などの老舗の遊園地を連想してしまう。
派手な演出や馬鹿騒ぎは無いが、押さえるべき所はシッカリ押さえている安心感のような物を感じる。


スープは漆黒ラーメンには及ばないものの結構黒く、味が濃い。麺はやや細めの縮れ麺。
具は固茹で玉子が1/4個、メンマ、刻みネギ、チャーシュー。
トロットロの半熟味玉が主流のラーメン界で、昔風の固茹で玉子ってのがイイね。しかも1/4個ってのがとてもイイ。普段どうって事もなく思っている茹で玉子が急に貴重な食べ物に思えてしまう。
こうへいもチャーシューが美味い店の一つで、噛めばホロリと崩れて脂身から旨味が溢れ出る。
半チャーハンもラーメン同様に濃い目に味付けされていて、香りはとても芳ばしい。


らーめん こうへい

住所 : 福島県喜多方市沼田6981
電話 : 0241-22-4328
定休日 : 木曜日
営業時間 : 11:00〜18:00(スープなくなり次第終了)
駐車場 : なし

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2021年5月21日金曜日

ラーメン / 松食堂 (喜多方市)

松食堂の喜多方ラーメン

年季の入った建物だが、店内はとても清潔な印象をうける。
メニューはラーメンとチャーシューメン、そしてそれぞれの大盛りのみ。潔い。
喜多方ラーメンにしては薄味な部類のスープはとても穏やかで柔らかな味わいだが、豚が自らの存在をしっかりと主張している。
麺は当然ながら中太縮れ麺。少し柔らかめ。
具は刻みネギとメンマとチャーシューだけと至ってシンプル。
ネギは粗めに刻まれており、ジャキッとした歯応えが良い。
特筆すべきはチャーシューである。
濃い目に味付けされた脂身の少ないバラチャーシューは、柔らか過ぎず適度な歯ごたえを残していてとても美味い。
超有名店の坂内食堂の隣に在りながら、永く商売を続けられているのには訳があるのだと改めて思うに至った一杯だった。


松食堂

住所 : 福島県喜多方市字細田7232
電話 : 0241-22-9904
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:30〜15:00 (スープがなくなり次第終了)
駐車場 : なし

2021年5月1日土曜日

極太手打ちラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2021

食堂なまえの極太手打ちラーメン

食堂なまえの極太手打ちラーメンは麺もスープも他に類のない特徴を有しながら、その丼風景はあくまでも物静かである。
スープは透明感度が高く澄んでいるのに滋味に富んだ奥深い味わいがある。
すんなりと身体に染み込んで来るような優しさと柔らかさ、それに僅かだが華やかさも持ち合わせている。

麺はまるで饂飩のような太さだが、その食感はうどんというよりはスイトンに近い。
太いうえに縮れ加工が施されているのでツルツルとは食べれない。オノマトペで表すならワッキラワッキラ・ワッシワッシといったところだ。
歯応えは、讃岐うどんのように頑なに咀嚼を拒み続けるようなものではない。
女性に例えるならば、極太ラーメンは「それ以上近寄れば舌を噛み切って自害して果てます!」と言うような色気も素っ気も無い事は言わないタイプである。
拒みつつも徐々に咀嚼の力を受け入れる。嫌よ嫌よも好きのうち的な熟れた拒み方をする。たまらないよね。

具は、濃い目の味が染み込んだひと口大のチャーシュー、刻みネギ、ナルト、自家製と思われる薄味のメンマである。
これみよがしの演出など一切無い、シンプルだが心が落ち着く丼風景である。


食堂なまえの店内

小さくて狭い店なのでソーシャルディスタンスを保つのは難しい。
テーブルと椅子が新しくなりアクリル板が立てられて、昭和の大衆食堂的雰囲気の一部が損なわれてしまったのが残念である。
下の写真は2010年にお邪魔した際のテーブルとイス。
その当時は老夫婦が切り盛りしていたが現在は息子さんと思しき中年男性に代わっていた。
壁にはメニューが沢山貼り付けられていますが、この食堂なまえでラーメン以外のメニューを食べる客が居るのだろうか。
お品書きの“当店おすすめ”の文字には「注文はラーメンだけにしてくれるとありがたい」と言う店主の気持ちがさり気なく現れているように感じる。

食堂なまえの丼

過去の写真と見比べてみると丼の縁の模様が段々と薄れて来たのが分かる。丁寧に使い続けられているのがうかがえる。
↑2007年
↑2010年
↑2021年



食堂なまえ

住所 : 福島県喜多方市永久7693-3
電話 : 0241-22-6294
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~18:00
 注)スープが無くなり次第終了
駐車場 : 4台


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2016年8月23日火曜日

さくら咲くラーメン / さくら亭 (喜多方市)

店内に入ると左側が喫煙席、右側が禁煙席と言った具合に分煙されている。
クラシックのピアノ曲が流れる店内は清潔で、従業員の接客態度はとても良い。
さくら咲くラーメンは、煮干しの香りが豊かな塩ラーメンで、桜の花びらの塩漬けが乗っていて、立ち昇る湯気が幽かだが桜の香りがする。
桜の花弁の他には、コーン・メンマ・貝割れ大根・バラチャーシュー・煮玉子などがトッピングされている。
煮玉子は、どのラーメンにも丸ごと1個トッピングされているのが、さくら亭のラーメンの特徴のひとつでもある。
半熟より幾分硬めに茹でられた玉子は、味が染みていてとても美味い。
チャーシューはバラ肉なので好みが分かれるところだが、トロトロに柔らかく、しかも程良く味が染みていて、これもなかなか美味い。
麺は、喜多方にしては少し細めだが、淡麗でいてコクが豊かなスープに合っている。
さくら亭のラーメンは総じて丁寧に作られていてどれも美味いが、なかでもこの“さくら咲くラーメン”は秀逸だと思う。

さくら咲くラーメン 650円(消費税込み)
さくら咲くラーメン 650円(消費税込み)



名称 : さくら亭
住所 : 福島県喜多方市押切南1丁目169
電話 : 0241-23-0757
営業 : 11:00~20:00 (木曜日のみ14:00で閉店)
定休日 : 不定休
駐車場 : 10台
写真 : さくら咲くラーメン 650円 (消費税込み)
関連記事 : キムチ冷麺 大盛 / さくら亭 (喜多方市)

2009年10月19日月曜日

喜多方ラーメン / いそべ食堂 (喜多方市)

いそべ食堂

いそべ食堂は喜多方の中心街から3kmほど東へ外れた場所に在るうえに休みが不定休。公共交通機関をお使いの方々泣かせのラーメン店だ。

スープは煮干の香りが強いがしつこさは無くあっさりとした仕上がり。

ほんの少しだけ硬めに茹で上げられた中太縮れ麺がスープと良く合う。

喜多方ラーメン / いそべ食堂 (喜多方市)

昼時には注文の電話が何度も鳴り、店の人が頻繁に出前に出入りするので少し落ち着かない感じがするが、地元に人気の有る店と言う証拠。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : いそべ食堂

住所 : 福島県喜多方市熊倉町熊倉宮西1557-5

電話 : 0241-22-1870

定休日 : 不定休

営業時間 : 11:00~14:00 / 17:00~19:30

駐車場 : 3台くらい

写真 : 喜多方ラーメン 550円(税込み)

2009年3月11日水曜日

ラーメン / 蔵美  (喜多方市)

暖冬とは言え、非常識なほどの暖かい日が続いていたが、今日は雪が舞っている。車に1cmほど積もっているのを払って、喜多方へ向かった。
喜多方市役所に車を置いて、13:10頃、市役所の北西にある“喜多屋”へ行ったが暖簾が下ろされていた。

雪を見ると食べたくなるのが喜多屋のラーメンだが、残念ながら断念して、久しく食べていない“蔵美”へ車を少し走らせた。

蔵美はかの有名な“あべ食堂”からさほど離れていない所にある。
この場所は以前、時計屋さんだったように記憶している。
蔵美は数年前まで喜多方市役所の真ん前で営業していた。
その当時から何度と無く食べていて、好きなラーメン店のひとつである。
ラーメン / 蔵美  (喜多方市)
脂が多目でやや塩辛いのが特徴だったが、今回頂いたラーメンは、脂が少なめであっさりと仕上がっていた。
麺が少し柔らかめなのが残念だったが、全体的に統一感の有る、安心して食べられるラーメンである。
いつもながらバラチャーシューがとても美味かった。
箸休めに小さな冷奴や漬物が付くが、今日は大根の塩漬けだった。

■□■ 店舗情報 ■□■
店名 : 蔵美 【くらよし】
住所 : 福島県喜多方市字二丁目4648-6 
電話 : 0241-24-4053
定休日 : 火曜日
営業時間 : 10:00~19:00
駐車場 : 店の裏にあり
写真 : ラーメン 550円

2006年2月1日水曜日

喜多方ラーメン / ちよもと (喜多方市)

喜多方の超有名ラーメン店“坂内食堂”から徒歩2分程度の、小さな飲み屋やスナックなどが立ち並ぶ小路に在る。

営業は昼12時から。

休みは不定休で、雪が降ったりしても休んでしまう。

以前は甘味の強い独特のスープだったが、最近は個性が薄くなったように感じる。

しかし、昔も今もラーメンは美味い。

ほうれん草のおひたしや蒲鉾のトッピングが良い。

それと、丁寧に作られた叉焼も美味い。

メニューは醤油ラーメンのみ。


喜多方ラーメン / ちよもと (喜多方市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : ちよもと

住所 : 福島県喜多方市御清水7395

電話 : 0241-22-2038

定休日 : 不定休

営業 : 12:00~16:00/19:00~23:00

駐車場 : 無し