ラベル 0241-22-6294 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 0241-22-6294 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年5月1日土曜日

極太手打ちラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2021

食堂なまえの極太手打ちラーメン

食堂なまえの極太手打ちラーメンは麺もスープも他に類のない特徴を有しながら、その丼風景はあくまでも物静かである。
スープは透明感度が高く澄んでいるのに滋味に富んだ奥深い味わいがある。
すんなりと身体に染み込んで来るような優しさと柔らかさ、それに僅かだが華やかさも持ち合わせている。

麺はまるで饂飩のような太さだが、その食感はうどんというよりはスイトンに近い。
太いうえに縮れ加工が施されているのでツルツルとは食べれない。オノマトペで表すならワッキラワッキラ・ワッシワッシといったところだ。
歯応えは、讃岐うどんのように頑なに咀嚼を拒み続けるようなものではない。
女性に例えるならば、極太ラーメンは「それ以上近寄れば舌を噛み切って自害して果てます!」と言うような色気も素っ気も無い事は言わないタイプである。
拒みつつも徐々に咀嚼の力を受け入れる。嫌よ嫌よも好きのうち的な熟れた拒み方をする。たまらないよね。

具は、濃い目の味が染み込んだひと口大のチャーシュー、刻みネギ、ナルト、自家製と思われる薄味のメンマである。
これみよがしの演出など一切無い、シンプルだが心が落ち着く丼風景である。


食堂なまえの店内

小さくて狭い店なのでソーシャルディスタンスを保つのは難しい。
テーブルと椅子が新しくなりアクリル板が立てられて、昭和の大衆食堂的雰囲気の一部が損なわれてしまったのが残念である。
下の写真は2010年にお邪魔した際のテーブルとイス。
その当時は老夫婦が切り盛りしていたが現在は息子さんと思しき中年男性に代わっていた。
壁にはメニューが沢山貼り付けられていますが、この食堂なまえでラーメン以外のメニューを食べる客が居るのだろうか。
お品書きの“当店おすすめ”の文字には「注文はラーメンだけにしてくれるとありがたい」と言う店主の気持ちがさり気なく現れているように感じる。

食堂なまえの丼

過去の写真と見比べてみると丼の縁の模様が段々と薄れて来たのが分かる。丁寧に使い続けられているのがうかがえる。
↑2007年
↑2010年
↑2021年



食堂なまえ

住所 : 福島県喜多方市永久7693-3
電話 : 0241-22-6294
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~18:00
 注)スープが無くなり次第終了
駐車場 : 4台


《関連記事》

2010年8月16日月曜日

極太手打ちラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2010

佐原病院近くに在る「食堂なまえ」は、喜多方の数あるラーメン店の中でも特異な部類に入ると思う。

濁りが全く無い透明度の高いスープは、原材料が何なのか全く想像できない味だ。豚とか鶏とか煮干とかの特徴的な味とか香りが感じられない。

何かひとつの材料だけが飛び出る事の無いように、上手い具合にバランスが取られている。

極太手打ちラーメン / 食堂なまえ (喜多方市)

麺は極太手打ち麺と普通の麺とが選べる。

「食堂なまえ」と言えば極太手打ち麺である。当たり前的に「極太手打ちラーメン」をオーダー。

使い込まれた丼が店の雰囲気に合っていて良い。

極太の手打ち麺は、モチモチとした独特の食感が楽しめる。

今回は体感的にも「早過ぎんじゃね?」と思うくらいに茹で時間が短かったので、モチモチと言うよりは、ワッキラワッキラという食感だった。

ラーメンと言うよりはスイトンに近い感じだ。


店内は昭和30~40年代のままの雰囲気で、今では見かける事が少なくなったチープなテーブルと椅子が置かれている。

そんな中で液晶薄型テレビが異質なオーラを放っていた。

食堂なまえ (喜多方市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 食堂なまえ
住所 : 福島県喜多方市永久7693-3
電話 : 0241-22-6294
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~19:00
駐車場 : 4台
写真 : 極太手打ちラーメン 520円(税込み)


《関連記事》

2007年6月18日月曜日

極太手打ラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2007

東京を初めとする人口密集地でのラーメンは強い個性を売り物にした物が多いようで、人生に疲れを感じ始めた私の様なオッサンにとって、あまり食べたいと思えるような代物ではない。

ゴテゴテと手を加えたりしない昔ながらのラーメンが好きであります。

特にお年寄りが作るやんわりとした優しい味に引かれます。

例えば人や電信柱の影が長く地面を這うような夕暮れ時には、昭和の雰囲気を色濃く残す店で食べたくなります。

そんな店の厨房にはお年寄り夫婦が仲良く居て欲しいものです。

喜多方市の佐原病院近くの“食堂なまえ”は「ALWAYS 三丁目の夕日」に登場しそうな、そんなラーメン屋さんです。

麺は普通の太さと極太と二種類有りますが、私は極太手打ちラーメンが好きでして、いつも太い方を食します。

気弱なウドンは赤面してうつむいてしまいそうな強面の麺には、独特のワシワシ感とモチモチ感が有ります。

スープは一般的な喜多方ラーメンの物とは違った趣きがあります。

料理人が厨房で明星チキンラーメンの味の再現を試みたかのような朴訥とした味わいであります。

質素で簡潔で潔くて優しいスープです。

もう少しコクが有っても良さそうな気もするが、ともかく、ドンブリの底まで見えそうな透明度の高いスープとワシワシ&モチモチの極太麺の相性がとても良い。

今ではあまりお目にかかる事の無くなったナルトのトッピングがまたまた懐かしさを醸し出します。バラ肉のチャーシューは味が染みていて柔らかくてとても美味。

暑い日が続き食欲が無くなるこれからの時期でも食べられそうなラーメンであります。


■□■食堂なまえ 店舗情報■□■

店名 : 食堂なまえ
住所 : 福島県喜多方市字永久7693-3
電話 : 0241-22-6294
定休日 : 不定休
営業 : 10:00~19:00頃
駐車場 : 4台位
※写真は「極太手打ラーメン」520円(税込み)


《関連記事》