2021年5月1日土曜日
極太手打ちラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2021
2010年8月16日月曜日
極太手打ちラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2010
佐原病院近くに在る「食堂なまえ」は、喜多方の数あるラーメン店の中でも特異な部類に入ると思う。
濁りが全く無い透明度の高いスープは、原材料が何なのか全く想像できない味だ。豚とか鶏とか煮干とかの特徴的な味とか香りが感じられない。
何かひとつの材料だけが飛び出る事の無いように、上手い具合にバランスが取られている。
麺は極太手打ち麺と普通の麺とが選べる。
「食堂なまえ」と言えば極太手打ち麺である。当たり前的に「極太手打ちラーメン」をオーダー。
使い込まれた丼が店の雰囲気に合っていて良い。
極太の手打ち麺は、モチモチとした独特の食感が楽しめる。
今回は体感的にも「早過ぎんじゃね?」と思うくらいに茹で時間が短かったので、モチモチと言うよりは、ワッキラワッキラという食感だった。
ラーメンと言うよりはスイトンに近い感じだ。
店内は昭和30~40年代のままの雰囲気で、今では見かける事が少なくなったチープなテーブルと椅子が置かれている。
そんな中で液晶薄型テレビが異質なオーラを放っていた。
■□■ 店舗情報 ■□■
2007年6月18日月曜日
極太手打ラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2007
東京を初めとする人口密集地でのラーメンは強い個性を売り物にした物が多いようで、人生に疲れを感じ始めた私の様なオッサンにとって、あまり食べたいと思えるような代物ではない。
ゴテゴテと手を加えたりしない昔ながらのラーメンが好きであります。
特にお年寄りが作るやんわりとした優しい味に引かれます。
例えば人や電信柱の影が長く地面を這うような夕暮れ時には、昭和の雰囲気を色濃く残す店で食べたくなります。
そんな店の厨房にはお年寄り夫婦が仲良く居て欲しいものです。
喜多方市の佐原病院近くの“食堂なまえ”は「ALWAYS 三丁目の夕日」に登場しそうな、そんなラーメン屋さんです。
麺は普通の太さと極太と二種類有りますが、私は極太手打ちラーメンが好きでして、いつも太い方を食します。
気弱なウドンは赤面してうつむいてしまいそうな強面の麺には、独特のワシワシ感とモチモチ感が有ります。
スープは一般的な喜多方ラーメンの物とは違った趣きがあります。
料理人が厨房で明星チキンラーメンの味の再現を試みたかのような朴訥とした味わいであります。
質素で簡潔で潔くて優しいスープです。
もう少しコクが有っても良さそうな気もするが、ともかく、ドンブリの底まで見えそうな透明度の高いスープとワシワシ&モチモチの極太麺の相性がとても良い。
今ではあまりお目にかかる事の無くなったナルトのトッピングがまたまた懐かしさを醸し出します。バラ肉のチャーシューは味が染みていて柔らかくてとても美味。
暑い日が続き食欲が無くなるこれからの時期でも食べられそうなラーメンであります。