2009年4月15日水曜日
ソースカツ丼 / 同気食堂 (西会津町)
まるで肉屋の裏口のような戸が同気食堂の入り口になっている。
肉屋さんが経営する食堂のカツ丼だけあり、肉の質は非常に良い。
しかしカツ丼の素材としては力不足のような気がする。
特にソースカツ丼のようなシンプルなメニューにはもっと力の有る肉が合うように思う。
ソースは非常に甘く、また塩気も強い。
トンカツは小さめだったが、ソースの味が濃いので丼飯を残すことなく食した。
注文取りも運びも粗野で雑なのが気になった。
2009年4月14日火曜日
天ザルそば / 可祝屋支店 山形県米沢市
ここは蕎麦・うどん・ラーメンを商っており、蕎麦専門店と言う訳ではないようで、客の多くはラーメンをオーダーしている。
福島県の会津地方も蕎麦処として知られているが、会津での蕎麦の位置付けは、米飯の代替品と扱われているような所がある。
ところが山形県では米と同格として扱われ、主食として十分に認識されているように感じる。
それは食べる側にも提供する側にも共通に有るように感じる。
私は会津若松市に住んでいるが、外食をする際に蕎麦をチョイスする事がほとんど無い。
ところが山形県を訪れると、食事にはまず最初に蕎麦が頭に浮かぶ。
それぞれの地方での蕎麦の扱われ方が影響しているように思う。
蕎麦自体はそれほど美味くは無いが、蕎麦汁との愛称は良く考えられており、蕎麦と天ぷらと蕎麦汁との総体的なバランスはなかなかの物だった。
蕎麦湯が出て来ないのには少しガッカリした。
蕎麦専門店では無いにもかかわらず、これだけのレベルの天ざるを供する山形県の蕎麦レベルはかなり高いと思う。
■□■ 店舗情報 ■□■
店名 : 可祝屋支店 【かしゅくやしてん】
住所 : 山形県米沢市城西3丁目5-22
電話 : 0238-23-1446
定休日 : 火曜日
営業時間 : 11:00~20:00
駐車場 : 12台
写真 : 天ザルそば 1,350円
2009年4月13日月曜日
ソースカツ丼 / 若松食堂 (会津若松市)
2009年4月7日火曜日
肉そば / 坂内食堂 (喜多方市)
都心や大きな街などの人口密集地でのラーメンはその個性の競い合いの結果どんどん個性的になり、食べていて気持ちの落ち着かないものに成ってしまった感がある。
喜多方のラーメンは今でこそ観光の目玉となってはいるが、そもそもは町興しなどとは全く無縁なところから始まっている。
言わば郷土食であり、競争原理とは全く無縁のものだった。
その結果、どこの店も基本的には同じような味付けとなり、「喜多方ラーメン」というジャンルが出来上がった訳だ。
喜多方は古くから醸造業が盛んだった関係上、喜多方ラーメンは醤油味が基本形である。
その喜多方ラーメンの中では少し異色なのが“坂内食堂”のラーメンだ。
少量の醤油を使用していると言う話だが、塩味と言い切っても良い味付けである。
坂内食堂の名を知らしめた要因のひとつとしてチャーシューのトッピングが挙げられる。
肉そばは丼の表面を覆い尽くすチャーシューに圧倒される。
バラ肉を使用しているので脂身のしつこさが気になるが、それでも時々食べたくなってしまう。
2009年4月6日月曜日
ロータスイン / 西会津町
ここは宿泊も出来る温泉施設で、日帰り客は400円で入浴できる。
休憩所は個室も使えるが、食事所がある大広間が便利。
施設内には本格的なフレンチが味わえる“レストラン桐”もある。
このレストランでは手打ち蕎麦などの和食メニューも食べられる。
以前、こちらで天ざるを頂いた事があるが、一切の手抜きの無い蕎麦にいたく感動をした。
ラーメンやカレーライス等をはじめ、生ビールや冷奴や焼き鳥などのおつまみ類もあり、温泉気分を満喫できる。
しょうゆラーメン(400円)とみそおでん(200円)を頂きました。
やや甘めの味噌ダレのみそおでんを食べながら、窓の外の木々の立ち並ぶ風景を見ていると、何とも言えないノンビリした気分になった。
浴場はジャグジーが有り露天風呂が洋風の所と、寝湯が有り和風露天風呂が付いている所が男女日替わりとなる。
■□■施設情報■□■
店名 : ロータスイン
住所 : 福島県耶麻郡西会津町登世島下小島187
電話 : 0241-45-2900
定休日 : 第4月曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間 : 10:00~21:00
駐車場 : 100台位
料金 : 400円
洋風と和風が日替わりで男女入れ替わり
露天風呂・大浴場・打たせ湯・ボディーシャワー・サウナ (ジャグジー・寝湯は男女入れ替わり)
休憩所と個室部屋あり
食事所あり
宿泊可能
2009年3月16日月曜日
ソースカツ丼 / 宇佐美食堂 (会津若松市)
入り口は路面から一段下がっていて、雪が多い地方にしては珍しい造りだと思いました。
店内は外見同様に昭和の雰囲気が漂っています。
テーブルや椅子や本棚に大衆食堂らしさが強く感じられます。
宇佐美食堂は“伝統会津ソースカツ丼の会”の加盟店で、店頭にそれを示す幟が立っています。
とんかつの切り方や盛り付けに、この道数十年の手練れの技のような物を感じました。
スープが付きますが、宇佐美食堂独特の和風な味わいにホッとします。
全体的に個性を抑えた仕上がりですが、美味しく頂きました。
■□■店舗情報■□■
店名 : 宇佐美食堂 【うさみしょくどう】
住所 : 福島県会津若松市大町1丁目1-51
電話 : 0242-27-3514
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:00~19:30
駐車場 : 無し
写真 : ソースカツ丼 800円
大町四つ角の変な物 / 福島県会津若松市
白河街道・下野街道・越後街道・二本松街道・米沢街道の会津五街道の起点だったところです。
この四つ角は素直な十文字ではなくクランク的十字路になっていて、江戸時代を偲ばせる造りを残しています。
この交差点に立って方々を眺めますと、近代的なビルから大正ロマン的建築物、更にはそれ以前を思わせるような古い木造家屋が雑然と立ち並んでいます。
この交差点の電信柱に妙なものを見つけました。
電柱に針金でぐるぐると縛り付けられた数本のパイプと言うかチューブと言うかホースと言うか…。
これは何の為の物なのでしょうか?
2009年3月11日水曜日
ラーメン / 蔵美 (喜多方市)
喜多方市役所に車を置いて、13:10頃、市役所の北西にある“喜多屋”へ行ったが暖簾が下ろされていた。
雪を見ると食べたくなるのが喜多屋のラーメンだが、残念ながら断念して、久しく食べていない“蔵美”へ車を少し走らせた。
蔵美はかの有名な“あべ食堂”からさほど離れていない所にある。
この場所は以前、時計屋さんだったように記憶している。
蔵美は数年前まで喜多方市役所の真ん前で営業していた。
その当時から何度と無く食べていて、好きなラーメン店のひとつである。脂が多目でやや塩辛いのが特徴だったが、今回頂いたラーメンは、脂が少なめであっさりと仕上がっていた。
麺が少し柔らかめなのが残念だったが、全体的に統一感の有る、安心して食べられるラーメンである。
いつもながらバラチャーシューがとても美味かった。
箸休めに小さな冷奴や漬物が付くが、今日は大根の塩漬けだった。
■□■ 店舗情報 ■□■
店名 : 蔵美 【くらよし】
住所 : 福島県喜多方市字二丁目4648-6
電話 : 0241-24-4053
定休日 : 火曜日
営業時間 : 10:00~19:00
駐車場 : 店の裏にあり
写真 : ラーメン 550円
2007年8月7日火曜日
ソースカツ丼 / すみれ食堂 会津若松市
県立会津総合病院のすぐ西隣に在り、駐車場は道を挟んだ向かい側に2台分のスペースがある。
県立病院に勤める知人の話によると、ここのご主人は客のオーダーに対し非常に柔軟であるという。
メニューに無い物でも臨機応変に作ってくれるらしい。
肉厚は3mm程度の極薄トンカツで、学生食堂のカツ定食や駅弁の幕の内弁当に入っているカツを思い出させる。
クリスピータイプは肉を食べている満足感は全く得られないが、揚げ油とソースと飯が何とも言えない渾然とした美味さを醸し出す。
ひょっとすると肉が無くても相当に美味いのではないかと思わせる。
ソースは甘すぎる事の無いバランスの良い味で、別皿に用意された大盛りの千切りキャベツとの相性も良い。
玉子スープと漬物となめこおろしが付き、全てお盆に載って出されるのだが、どう言った訳か、ドンブリの下にはティシュが敷かれていて、けっこう邪魔だったりする。
美味いが、カツ丼を食べたと言う満足感には程遠い。
もしかすると私は、厚切り肉を食べないと満足感が得られない“むらい・いとう症候群”かも知れない。
この極薄クリスピートンカツで930円は高過ぎるのでは無いだろうか。
□■□店舗情報□■□
店名 : すみれ食堂
住所:福島県会津若松市城前9-53
電話:0242-27-7027
定休日:不定休
営業:9:00~14:00 / 17:00~19:00
駐車場:2台(店の向かいの薄緑色のスペース)
※写真は「ソースカツ丼」930円(税込み)
2007年8月6日月曜日
かつ丼(煮込み)/ いとう食堂 (会津若松市)
伝え聞くところによると、この“いとう食堂”は臨時休業が頻繁に有るらしい。また11:30の開店なのに遅れることもしばしば有るとの事。
私も先日訪た時も休みで、しかたなく他店でガッカリな物を食べてしまい酷く気落ちしたのである。
以前こちらでご馳走になったのはソースカツ丼だったので、今回は煮込みを食べてみたくなった。
前回は出前が立て込んでいたようで、注文から30分以上も待たされたが、今度は15分強と標準的な待ち時間だった。
6席のカウンターのみと思っていたが、奥に小さな座敷が有り、馴染み客たちはそちらで食べる事も有るようだ。
あの分厚くて柔らかで、しかもジューシーなカツをまた食べられると思うと、実に待ち遠しい。
今日はアサリの味噌汁とキュウリの糠漬けが付いた。
煮込みカツ丼は余計に加熱する所為か、ソースカツ丼に比べジューシーさが大幅に欠けているように感じた。
しかし決して硬い訳ではなく、肉厚2cm弱はあるのに、軽く噛み切れる程の軟らかさだ。
煮込みの汁はかなり甘め。
正直な感想を申し上げれば、ソースカツ丼の方がはるかに美味かった。やはり会津はソースカツ丼の土地柄のようだ。
遠方からお出での方は、先ずは電話で開店を確認の上でのお出かけをお勧めします。
□■□店舗情報□■□
店名:いとう食堂
住所:福島県会津若松市本町5-10
電話:0242-28-1839
定休日 : 木曜日
営業 : 11:30~14:00 / 16:30~19:00
駐車場 : 2台(その他にも有るようなので店に相談の事)
※写真は「かつ丼(煮込み)」900円(税込み)