2007年6月27日水曜日

ソースカツ丼 / 味の里 しおえ食堂 (会津若松市)

巨大なトンカツで世間に知られている“お食事処むらい”の近くに在り、店は外観も内景もどこの町内にでもよくある居酒屋風の造作である。

カツの肉厚は10mm位で常識的な大きさだ。それが幅10mm位の短冊に切ってある。

これ見よがしにドンブリからはみ出させるような下品な事はせず、器の形に沿って奇麗に並べてある。

肉は柔らかく、揚げ油のしつこさは余り感じられない。

ソースはやや甘めで、ドンブリの底のご飯に染みるほどにたっぷりと掛かっている。

マイルドで優しい味だが、後半に少し飽きを感じてしまう。

冷奴と漬物と大根おろしと味噌汁が付く。大根おろしがとても有り難かった。


□■□店舗情報□■□

店名 : 味の里 しおえ食堂

住所 : 福島県会津若松市門田町大字御山字村上319

電話 : 0242-26-9060

定休日 : 月曜日

営業 : 11:00~19:00

駐車場 : 2台位


※写真は「ソースカツ丼」892円(税別価格 850円)

2007年6月26日火曜日

ソースカツ丼 / 來龍 (会津若松市)

以前、こちらでラーメンをご馳走になった時には若い女性の従業員がいらっしゃいましたが、今回はやや強面のご主人が一人で忙しそうにしておられました。

見ていて小気味が良い程キビキビと働くご主人で、その勢いの良さの様な物がソースカツ丼にも表れております。

器も盆も黒が基調となっておりシャープな印象を受ける。

カツをドンブリから無闇にはみ出させるような事もせず、僅かに端を覗かせる程度にしているのがイナセで良い。

ソースは甘さを押さえた幾分スパイシーなスッキリとした物で、カツ・キャベツ・飯の3要素をシッカリと一つにまとめている。

極細キャベツが熱でシンナリしていて、これはこれで美味かった。

ご飯とカツは、量的にも味的にもバランスが取れている。芥子が標準装備されているのが嬉しい。

カツは肉厚10mm位で幅広カット。硬い部分などは無く美味い。

ひとつ難点を挙げれば、衣が剥がれ易い点である。

衣が剥がれて焦げ色も無いグレーの平坦な肉片は、実に憐れな姿である。

まるで、全然盛り上がらない暗い忘年会の席で、上司の命令で唐突に始められた総務課のオッサン社員の裸踊りのようで、直視できない悲しさを感じる。

來龍のご主人には、その点を改善して頂ければと願う。


□■□店舗情報□■□

店名 : 來龍

住所 : 福島県会津若松市中島町2-24

電話 : 0242-22-3826

定休日 : 月曜日

駐車場 : 10台位


※写真は「ソースカツ丼」900円(税込み)

2007年6月24日日曜日

ラーメン / みずほ (喜多方市)

人間はとんでもなく腹が減ると世の中の事なんかどうでも良くなる物だ。

たとえ自民党と公明党によるタッグ独裁悪政に国民が喘いでも、社保庁の不手際で年金がどうなるかの不安が有っても、女性が子供を生む機械であったとして、腹が減っている時にはそんな事はどうでも良くなってしまう。

何でもイイから何か食べたいと思いつつも、どうせ食べるなら美味い店で食べたいと思う。

そんな時には、安部総理が偏った危険思想の持ち主であろうが、憲法が改悪されて多くの若者たちが犬死しようが、日本がアメリカの属国に成ろうが構った事ではないと言う気持ちに成る。

今日は“みずほ”でラーメンを食べる事に決めた。


人口に対しラーメン屋が異常に多い喜多方には、休日ともなると店の前に長蛇の列を作る有名店が何件も有る。 しかし本当に美味い店は極わずかである。

そういう中で、さほど待つ事も無く美味いラーメンを食べられる店を見つけた時は、店側には気の毒だが嬉しいものである。

“みずほ”はそんな店の中の1軒だと思っている。


昨今子育てや学校教育問題などで「個性を伸ばす」と言う言葉を頻繁に耳にする。

「個性」と言う物は、周りが寄ってたかって誉めそやして伸ばしてあげる物では無い。ましてや『これが私の個性でゴザイ』などと自らひけらかす物でもないと思う。

芸事・習い事・武術などに於いては、「型」と言う物を確実に身に着ける事が基本中の基本である。そこには個性が我が物顔で入り込む隙は無い。

長い修練の間、押さえても潰しても知らず知らずに顔を出し、それが結果的に良いと評価された物が、後々「個性」であると認められるものだと考える。

基本に忠実である事もまた個性の一つだと思う。 それは食べ物の世界でも言える事だ。

“みずほ”のラーメンを食べていると、そんな事を考えてしまう。


以前食べた時の麺は、やや黄色みがかったサクリとした歯ざわりの一風変わった食感の物だったが、ポピュラーな麺に変わったような気がする。

茹で加減はもう少し硬くても良いかなぁ。

スープは文句の付けようの無い、バランスの取れたクセの無い味に仕上がっている。“正統派”と言った印象。

ひとくちサイズの冷奴と漬物が付き、食後にはコーヒーが出る。価格面でも味の面でも申し分が無い。

『ここのご主人は、きっと誠実な人柄なんだろう』と思ってしまうラーメンでした。


□■□店舗情報□■□

店名 : みずほ

住所 : 福島県喜多方市寺町4753

電話 : 0241-24-5156

定休日 : 火曜日

営業 : 11:00~19:00

駐車場 : 3台位


※写真は「ラーメン」500円(税込み)

2007年6月22日金曜日

㈱東北書店 閉店 / 郡山市

私の父の実家は東北書店のすぐ近くに在った。子供の頃、祖父母の家に遊びに行った時には丸光デパートやうすゐ百貨店と並び、東北書店は私の大切な遊び場所の一つだった。

うすゐ百貨店のオモチャ売り場を物色し、丸光デパート地下の10円寿司やタコヤキで腹を満たし、東北書店の大人びた雰囲気に暫し浸っては“勉強をしたような気分”に成って帰ったものだ。

狭い通路・天井に届くほど本が積まれた本棚・ギシギシと軋む木造店舗、どれもが一種不思議な空間を作っていた。


近頃は“勉強をしたような気分”にさせてくれる書店が少ない。郡山市では東北書店以外に無いのではなかろうか。

東北書店の本棚からは『お前さん達はこれを読むべきだ』と言う、店側の方針の様な物を感じる。こう言うのをポリシーと言うのだろう。

店員さんたちの行動や言葉には自信や誇りの様な物を感じる事がしばしばあった。

閉店の要因としては、経営難が大きな理由だと聞く。

広大な駐車場が無いと言う事は、車社会の現在では致命傷とも言える。 たとえ品揃えに不満が有っても、駐車場が有る郊外の大型書店へ足が向いてしまう。


東北書店閉店後、他の本屋さんは、郡山市民が東北書店に対して持っていた愛情や信頼を引き継ぐ自信はお有りでしょうか?

“売れる本”ではなく、“読むべき本”を並べるプライドはお持ちでしょうか?

社員がプロの書店店員に成るように教育する熱意はお有りですか?


今は、「第二の東北書店が早く登場して欲しい」と言う気持ちと、「東北書店を越えるような書店は登場しない」で欲しいと言う二つの気持ちが有ります。


私は相当動揺していたようで、欲しくも無い本を持ってレジに並んでいました。

店員さんから「記念にどうぞ」とカバー紙を数枚頂きました。

じっくりと見る事の無かったカバーですが、こうやって見ると良いデザインですよ。

東北書店の社長さん、社員の皆さん。ありがとうございました。お疲れ様でした。


□■□店舗情報□■□

店名 : ㈱東北書店

住所 : 福島県郡山市駅前2-7-15

電話 : 024-932-0379

定休日 : 元旦のみ

営業 : 10:00~20:00(1階) 10:00~19:00(2・3階)

…でした。

残念ながら東北書店は、2007年6月20日をもって閉店いたしました。

2007年6月18日月曜日

極太手打ラーメン / 食堂なまえ (喜多方市) 2007

東京を初めとする人口密集地でのラーメンは強い個性を売り物にした物が多いようで、人生に疲れを感じ始めた私の様なオッサンにとって、あまり食べたいと思えるような代物ではない。

ゴテゴテと手を加えたりしない昔ながらのラーメンが好きであります。

特にお年寄りが作るやんわりとした優しい味に引かれます。

例えば人や電信柱の影が長く地面を這うような夕暮れ時には、昭和の雰囲気を色濃く残す店で食べたくなります。

そんな店の厨房にはお年寄り夫婦が仲良く居て欲しいものです。

喜多方市の佐原病院近くの“食堂なまえ”は「ALWAYS 三丁目の夕日」に登場しそうな、そんなラーメン屋さんです。

麺は普通の太さと極太と二種類有りますが、私は極太手打ちラーメンが好きでして、いつも太い方を食します。

気弱なウドンは赤面してうつむいてしまいそうな強面の麺には、独特のワシワシ感とモチモチ感が有ります。

スープは一般的な喜多方ラーメンの物とは違った趣きがあります。

料理人が厨房で明星チキンラーメンの味の再現を試みたかのような朴訥とした味わいであります。

質素で簡潔で潔くて優しいスープです。

もう少しコクが有っても良さそうな気もするが、ともかく、ドンブリの底まで見えそうな透明度の高いスープとワシワシ&モチモチの極太麺の相性がとても良い。

今ではあまりお目にかかる事の無くなったナルトのトッピングがまたまた懐かしさを醸し出します。バラ肉のチャーシューは味が染みていて柔らかくてとても美味。

暑い日が続き食欲が無くなるこれからの時期でも食べられそうなラーメンであります。


■□■食堂なまえ 店舗情報■□■

店名 : 食堂なまえ
住所 : 福島県喜多方市字永久7693-3
電話 : 0241-22-6294
定休日 : 不定休
営業 : 10:00~19:00頃
駐車場 : 4台位
※写真は「極太手打ラーメン」520円(税込み)


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2007年6月16日土曜日

ぞうりぱん・焼肉定食 / 舞木ドライブイン (郡山市)

《ぞうりぱん》

私、以前は和菓子の甘さが大の苦手でして、餡子などを食べるとしばらくは頭が痛かったものでした。

しかし、強清水【こわしみず】をはじめ、会津地方では一般的な“饅頭の天婦羅”を止むを得ず食べた事がきっかけで、あれほど苦手だった和菓子の甘さにも段々と抵抗を感じなくなって来ました。

それからは柳津の粟饅頭も食べられるように成り、目出度い日々を過ごしておりました。

そんな折、子供の頃に食べた事の有る“ぞうりぱん”をふと思い出しました。

インターネットと言う物は実に重宝な物で、“ぞうりぱん”は舞木ドライブインで購入できる事を知った上に、地図まで入手できた次第です。

子供の頃に食べたぞうりぱんは、もっと黒っぽくて大きなコロッケ状の物だったように思います。今の物は色が白っぽく成り、形も変わってしまいました。

甘さは昔の様な「これでもかっ!」と言う甘さではなく、ふわりとした柔らかな甘味です。パンの質素な食感と良く合います。

5個入…500円 10個入り…1000円


《焼肉定食》

舞木ドライブインは、郡山市とは言っても三春寄りの随分と鄙びた場所に在り、店内には少し違和感を感じる程お年寄りのお客が目立つ。

近頃はソースカツ丼ばかりを食べ続けていたので、焼肉定食なんぞをオーダーしてみた。

味の事は横に置いといて、先ずはそのボリュームには驚かされる。

ドンブリ飯、千切りキャベツとポテトサラダがどっさり、大きなドンブリに豚汁たっぷり。 

物量至上主義の方々にとっては崇拝の対象に成り得るかと思われるほどである。

そんな中、ポテトサラダが殊更美味かったのが印象に残る。スーパーなどのお惣菜とは違い、手作り感の強いコクの有る味は忘れられない。


■□■店舗情報■□■

店名 : 舞木ドライブイン

住所 : 福島県郡山市舞木町字宮ノ前42-1

電話 : 024-956-2127


※写真は、

(上)「ぞうりぱん」5個入り…500円・10個入り…1000円(税込み)

(下)「焼肉定食」800円(税込み)

2007年6月4日月曜日

ソースカツ / 万世楼飯店 (会津若松市)

歳の加減なのかカツ丼を食べ続けた報いなのか、近頃は肉の脂身が少し苦手になって来た。

「会津のソースカツ丼を食べつくすゾ」という志を持ちながらも、陽気が良くなって来てサッパリとした物を食べたい事も手伝って、カツ丼から遠ざかっていた日が続いた。

そんな中、前々から気に成っていた“万世楼飯店”に行ってみた。

なぜ気に成ったかと言えば、私は「楼」とか「飯店」と言う字に弱いのである。「亭」とか「屋」に比べて本能レベルで満足させてくれそうな気がするのだ。

新鮮な素材を勢い良く調理し、それを大勢の老若男女がドヤドヤと食べているような雰囲気を「楼」とか「飯店」と言う字は持っているような気がする。


万世楼飯店の店内は、和洋折衷と言うか“和中折衷”の雰囲気で、少し昔の欧米映画に出てくる日本家屋のような設えである。

麺類もご飯類もメニューが豊富。町の中華屋さんと言う感じで気取りも無く実に良い。

運ばれて来た物を見て驚いたのは、ひじきの煮物や冷奴などの小鉢が5つも付いている事である。

カツ自体は然程大きくは無く、ともするとご飯が残ってしまうが、副菜が多いので困らない。

そして、肉の脂身が美味い。脂身自体に旨味があるのだ。

カツ丼から遠ざかっていたが、また食べ続けてみようと思わせてくれる一杯でした。


■□■店舗情報■□■

店名 : 万世楼飯店【ばんせいろうはんてん】

住所 : 福島県会津若松市滝沢町1-15

電話 : 0242-24-6085

定休日 : 不定休

営業 : 11:00~21:00

駐車場 : 6台


※写真は「ソースカツ」 950円(税込み)

2007年5月23日水曜日

ジャンボカツ丼 / ラーメン処 天神 (会津若松市)

店内の座敷は、一般家庭のお茶の間に予告も無く突然お邪魔をしたかの如く少し雑然とした佇まいである。

無料サービスのフルーツ類や還元水が置かれている。

“ナントカ還元水”に年間508万円もの謎の巨額光熱水費を費やした松岡農水相に、『無料で飲めますよぉ』と教えて上げたいくらいである。

お通しにミニトマトと漬物が出てきたが、ジャンボカツ丼がどの位ジャンボなのかが分からないので、迂闊にトマトなんかを食べる訳には行かず、ジッと我慢をする。

10分ほどでジャンボカツ丼が到着。ほうれん草のおひたしと小さな冷奴、それに味噌汁が付く。

分厚く巨大なカツを想像していたが、実体は10mm厚位の普通の大きさのトンカツが二枚分載っている物であった。天辺にはパセリが載っているが、ただのお飾りと軽んじてはいけない。後々重要な働きをするのである。

カツは幅10mm位の細めの短冊に切られている為、実に食べ易い。良い料理と言う物は味は勿論大切だが、“食べ易さ”と言う要素も決して軽んじられるべき物ではないと思う。

肉は柔らかくて食べ易く、揚げ油のクドさは全く感じられない。

ソースはこってりマイルドタイプで、中盤以降少し飽きを感じてしまう。そこで前述のパセリが大いに活躍をする。

漬物や冷奴などよりも、少々クセのあるパセリの青臭さが、減退しかけた食欲を呼び起こしてくれるのである。

ジャンボカツ丼にはパセリ主体のグリーンサラダをつけてくれるよう強く希望する。

ご飯が柔らか過ぎるのが残念だった。

ジャンボカツ丼 / ラーメン処 天神 (会津若松市)


■□■店舗情報■□■

店名 : ラーメン処 天神

住所 : 福島県会津若松市天神町26-51

電話 : 0242-27-0004

定休日 : 第3火曜日

営業 : 11:00~20:00

駐車場 : 15台以上可


※写真は「ジャンボカツ丼」 1,100円(税込み)

2007年5月14日月曜日

ソースかつ丼 / ドライブインあいづ (会津若松市)

「ドライブイン」と言う言葉は、1970年頃の「Oh!モーレツ」というコピーで記憶に残る小川ローザによる丸善石油(現コスモ石油)のCMや、故鈴木ヒロミツ氏がガス欠の車を押す青年を演じた、「のんびり行こうよ」のモービル石油のCMを思い出させてくれます。

あの頃は子供ながらにも「日本の未来は明るいかも…」と感じるほどに、社会全体が躍動していた。

Beatlesが解散して、雨後の竹の子のように様々なバンドが現れたのもこの頃である。 T.rexやSLADEなどは未だにポピュラー音楽に強い影響を与え続けている。 音楽のほかにも、強烈な個性の文化が怒涛のように押し寄せて過ぎて行ったのが1970年代である。


前回はネット上の情報を鵜呑みにして芦ノ牧ドライブインに行ったが、デミカツ丼を食べる事が出来ずに虚しく帰宅した。

今回は、隣接する「ドライブインあいづ」こそがデミカツ丼の店に違いないと目星を付けた次第である。

ところで、“デミグラス”と言うのは誤ったローマ字風読み方で、現地語に近い発音は“ドゥミグラス”だそうです。日本語表記では“ドミグラス”が一般的だと言う事なのでそれに倣います。


店の入り口には「名物ソースカツ丼」の看板が堂々と出ており、芦ノ牧に来た人々は当店のソースカツ丼を食べるのが当然の成り行きであると言わんばかりの勢いである。

ソースかつ丼 / ドライブインあいづ (会津若松市)

実食してみると、ドミグラスソースとは程遠い酸味が強烈なトマトソースである事に酷く落胆する。

一緒に出される辛子味噌がソースに全く合わない。 ミートソースやナポリタンに辛子味噌が合わないのと同じ理屈である。

カツの外見は十分インパクトのある大きさだが、肉の厚さはせいぜい15mm程度で、コロモがかなりの厚みを稼いでいる。

コロモが厚い分揚げ油のしつこさが残っていて、食べた後しばらくは気持ちが悪かった。

ご飯と上物の量的バランスは良いが、全体的に多目。

失礼だが、このカツ丼には改善の余地が随所に残されていると私は思う。

あ~、本当のドミグラスソースカツ丼が食べたい。

■□■店舗情報■□■

店名 : ドライブインあいづ

住所 : 福島県会津若松市大戸町小谷湯ノ平88

電話 : 0242-92-3750


※写真は「ソースかつ丼」 950円(税込み)

2007年5月12日土曜日

ソースカツ丼 / 卯之家 (会津若松市)

東山温泉足湯の道を挟んだ反対側の短い階段を登った奥まった所に在る。

車で行くには、東山パークホテル前の路地を行き、羽黒神社を過ぎた左手にある駐車場に停めて少し歩く事になる。

いずれにしても、客商売には有利な場所とは思えない。

そのためか仕出し配達等の外商に重きを置いているようで、開店時刻になっても暖簾を出さないなど、昼間の来客には余り期待をしていない様子が感じられる。


肉はサクッとした感触で、硬い部分は無く食べ易い。しかし、カツが小さ過ぎてご飯が余ってしまう。

巨大カツ丼に悪戦苦闘するのも辛いが、カツが小さすぎるのも困り物である。

ソースは甘さを抑えたサラリとしたタイプ。

味噌汁と漬物が実に美味く、料理店としての実力が窺がえた。

ソースカツ丼 / 卯之家 (会津若松市)


■□■店舗情報■□■

店名 : 卯之家

住所 : 福島県会津若松市東山町大字湯本字寺屋敷40

電話 : 0242-27-2067

定休日 : 不定休

営業 : 11:00~14:00/17:00~22:00


※写真は「ソースカツ丼」 780円(税込み)