歳の加減なのかカツ丼を食べ続けた報いなのか、近頃は肉の脂身が少し苦手になって来た。
「会津のソースカツ丼を食べつくすゾ」という志を持ちながらも、陽気が良くなって来てサッパリとした物を食べたい事も手伝って、カツ丼から遠ざかっていた日が続いた。
そんな中、前々から気に成っていた“万世楼飯店”に行ってみた。
なぜ気に成ったかと言えば、私は「楼」とか「飯店」と言う字に弱いのである。「亭」とか「屋」に比べて本能レベルで満足させてくれそうな気がするのだ。
新鮮な素材を勢い良く調理し、それを大勢の老若男女がドヤドヤと食べているような雰囲気を「楼」とか「飯店」と言う字は持っているような気がする。
万世楼飯店の店内は、和洋折衷と言うか“和中折衷”の雰囲気で、少し昔の欧米映画に出てくる日本家屋のような設えである。
麺類もご飯類もメニューが豊富。町の中華屋さんと言う感じで気取りも無く実に良い。
運ばれて来た物を見て驚いたのは、ひじきの煮物や冷奴などの小鉢が5つも付いている事である。
カツ自体は然程大きくは無く、ともするとご飯が残ってしまうが、副菜が多いので困らない。
そして、肉の脂身が美味い。脂身自体に旨味があるのだ。
カツ丼から遠ざかっていたが、また食べ続けてみようと思わせてくれる一杯でした。
■□■店舗情報■□■
店名 : 万世楼飯店【ばんせいろうはんてん】
住所 : 福島県会津若松市滝沢町1-15
電話 : 0242-24-6085
定休日 : 不定休
営業 : 11:00~21:00
駐車場 : 6台
※写真は「ソースカツ」 950円(税込み)
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