2010年7月5日月曜日

富士の湯 / 会津若松市

会津若松駅前の日帰り温泉「富士の湯」へは、去年の暮れに行った以来なので、約半年振りという事になる。

露天風の風呂だった所が幾らか狭くなり、その奥に一人用の小さな浴槽が沢山ある部屋が作られていた。


富士の湯は、かなりのスペースが半透明の屋根に覆われていて、太陽光が差し込む明るい浴室になっている。

寒い時期などは日光が当たりポカポカと実に気持ちが良いのだが、今のような暑い時期はこれが裏目に出る。

まるで温室の中で湯に浸かっているようで、暑さのあまりボーとして来るのである。

私は耐え切れず10分ほどで出てしまった。

ロビーの自販機でノンアルコールビールを飲むのを心の支えにしていたのに売り切れ!

バテバテで帰宅したのであった。


秋風が吹く頃になったらまた行ってみようと思う。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 富士の湯 (ふじのゆ)

住所 : 会津若松市駅前町2-13

電話 : 0242-32-1126

定休日 : 年中無休

営業時間 : 10:00~24:00 (最終受付 23:00)

入湯料 : 390円(税込み)

駐車場 : 500台


2010年6月28日月曜日

ラーメン / きぬ多 (喜多方市)

きぬ多には「チャシュウ麺」を食べて以来になる。

私としてはたいそう気に入っているラーメン店の一つなのだが、なかなか食べる機会に恵まれないで居る。

ラーメン / きぬ多 (喜多方市)

スープはしつこさは全く無いが、怒涛のように押し寄せる圧倒的な旨味がある。

麺は太目の縮れ麺。もちもちとした食感がとても良い。

具は、チャーシュー・メンマ・海苔・ねぎ・モヤシ。

モヤシはごま油でさっと炒めてあり、仄かにごま油の香りがする。このごま油の香りがするあたりが、一般的な喜多方ラーメンとは少しばかり趣が違っていて面白い。

どこからどこまでも丁寧に作られていて、本当に良い一杯だった。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : きぬ多(きぬた)

住所 : 福島県喜多方市字通船場2

電話 : 0241-23-3168

定休日 : 木曜日

営業時間 : 11:00~18:00頃

駐車場 : 4台くらい

写真 : ラーメン 500円(税込み)

2010年6月21日月曜日

モツ炒め定食 / 中華飯店たつみ (郡山市)

中華飯店たつみは以前、時々通っていた店だがモツ炒め定食以外はほとんど食べた事が無い。

大小腸は固く調理に手間がかかる分、その店の仕事の丁寧さが顕著に現れる。

中華飯店たつみのモツ定は味付けが良いうえに柔らかく食べやすい。

ボリュームもかなりのもので、他の店だったら2人前位は十分にある。

これに納豆と一口サイズの冷奴と漬物が付いて780円は安い。

以前は17:00から20:00までの夕方の部もあったが、現在は11:00に開店し14:00で閉めているようだ。

モツ炒め定食 / 中華飯店たつみ (郡山市)


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 中華飯店たつみ

住所 : 福島県郡山市安積町荒井字弁天6

電話 : 024-945-4796

定休日 : 日曜日

営業時間 : 11:00~14:00

駐車場 : 5台程度

写真 : モツ炒め定食 780円(税込み)

2010年6月14日月曜日

岩角山岩角寺 / 福島県本宮市

岩角山岩角寺【いわつのさん がんかくじ】は、福島県本宮市和田に在る慈覚大師が開基した霊場で、正式名称は和田山常光院岩角寺【わでんさんじょうこういんがんかくじ】と言うらしい。

本宮市は2007年に本宮町と白沢村が合併して誕生したまだ新しい市だ。

岩角山岩角寺 / 福島県本宮市

岩角山の山中には、いたる所に巨石が点在し、そのほとんどに観世音や菩薩の姿が線刻されている。

その数は808体にも上るとのこと。岩角山全体が福島県名勝天然記念物指定されている。

岩角山岩角寺 / 福島県本宮市

岩角山岩角寺 / 福島県本宮市

岩角山岩角寺 / 福島県本宮市


■□■ 仏寺情報 ■□■

山号寺号 : 岩角山岩角寺 (いわつのさん がんかくじ)

住所 : 福島県本宮市和田字東屋口84

電話 : 0243-44-3354

参拝時間 : 8:30~17:00

参拝料 : 無料

駐車場 : あり

写真 : 岩角山の巨石・石仏

2010年6月7日月曜日

高柴デコ屋敷 / 福島県郡山市

暖かくなって来ると、どうした訳か高柴デコ屋敷の景色を見たくなる。

田舎道を車で進むと、周りの雰囲気にそぐわない茶店「おいち茶屋」が忽然と現れる。

茶店には“ほうろく焼き”の看板がある。食べてみたかったが焼いている様子は無く、焼きあがるのを待つのも嫌なので諦めた。

高柴デコ屋敷 / 福島県郡山市

茶店脇の細道を少し登った所に、張子の面や人形などの民芸品を作る民家が数軒集まっている「高柴デコ屋敷」と呼ばれる小さな集落がある。

デコとは木偶【でく】が訛った言葉らしい。

高柴デコ屋敷 / 福島県郡山市

昔話などに、ひょんな事で桃源郷のような場所に迷い込んだ話があるが、高柴デコ屋敷地域はそのような異境的雰囲気が其処彼処に溢れている。

現実離れした長閑な世界に居ると、このままこの集落から出られなくなるような、変な気持ちになって来る。


■□■ 地域情報 ■□■

店名 : 高柴デコ屋敷 (たかしばでこやしき)

住所 : 福島県郡山市西田町高柴字舘野

駐車場 : あり

写真 : デコ屋敷彦治民芸

2010年5月24日月曜日

三春三角揚げうどん / ばんとうプラザ (福島県三春町)

磐越東線の三春駅舎内で地場産品などを売っている“ばんとうプラザ”の一角に、軽食を扱っている所がある。

予め食券を購入し、係りの方にお願いしてしばらく待っていると「三角揚げうどんのお客さ~ん!」と大声で呼ばれる。

麺はスーパーなどで売っているような在り来たりの茹でうどん。

しかし油揚げは美味い。

暑さ2cm程の分厚い油揚げで、外見は厚揚げのようだ。これが煮汁をたっぷりと吸っていて、齧り付くとジュワ~と染み出てくる。

三春三角揚げうどん / ばんとうプラザ (福島県三春町)

ところで、油揚げと厚揚げと生揚げとがんもどきの違いをご存知だろうか?

厚揚げと生揚げは同じ物で、豆腐を厚めに切り、中が豆腐の状態を保ったまま外側に揚げ色が付く程度に揚げた物。

これに対し油揚げは、中まで充分に熱が通るように、低温と高温の油で2~3度揚げた物だ。どんなに厚みがあっても、中が豆腐の状態でなければ油揚げなのである。

がんもどきは豆腐に山芋や人参・胡麻・椎茸などを混ぜ合わせて丸く形を整えて揚げた物である。


三春の三角揚げは、“ほうろく焼き”という食べ方もあるらしい。

三角揚げの長辺に切り込みを入れ、小口切りにした葱を詰め、こんがりと焼き、季節によりフキノトウ味噌や山椒味噌や柚子味噌などを付けて食べるらしい。

なんともまあ、酒の肴に打ってつけではないか!

この“ほうろく焼き”は、三春町の“ホテル八文字屋”の先々代社長の考案との事。ホテル八文字屋には“ほうろく亭”なる食事処が在り、ほうろく焼きがセットとなったメニューが各種用意されている。

今年の冬は家でほうろく焼きを焼きながら、焼酎をグヒグビってやってみっか!

まだ夏も来ていないのに冬の話かよ。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : ばんとうプラザ

住所 : 福島県田村郡三春町大字平沢字担橋165-2 三春駅舎内

電話 : 0247-62-8080

定休日 : 無休

営業時間 : 9:00~17:30

駐車場 : 無し(三春駅駐車場を利用)

写真 : 三春三角揚げうどん 450円(税込み)

2010年5月16日日曜日

唐揚げ弁当 / うまか亭 会津店 (会津若松市)

どこのホカ弁屋さんのメニューにも、のり弁当・鮭弁当・唐揚げ弁当の3種は必ずある。

のり弁と鮭弁は各店の出来具合はほぼ同じだが、唐揚げ弁当は材料も調理法も決まっているにもかかわらず、店によって出来栄えに大きな差がある。

それ故に唐揚げ弁当を店の看板メニューにしている所も少なくない。

以前郡山に住んでいた頃、近くには“五百渕亭”というホカ弁屋さんが在って、蓋ができないほどの量の唐揚げを詰め込む事で知られていた。

私などは、昼食に半分ほど唐揚げを食べて、残りの半分は晩酌に添えていた程の量だった。

惜しい事にこの“五百渕亭”は2007年9月2日に店を閉めてしまった。


会津地方では会津美里町(旧:大沼郡会津本郷町)の“うまか亭”が唐揚げ弁当を看板メニューにしている。

その“うまか亭”の2号店が会津若松市明和町に在る。

唐揚げ弁当 / うまか亭 会津店 (会津若松市)

以前モスバーガーだった所で、店の造りをそのまま流用していて、店内には42席分のテーブルが有り店内でも食べられる。

五百渕亭ほどではないにしても、なかなかのボリュームだと思う。

白く粉をふいたタイプの唐揚げで、サクリとした食感が良い。

揚げ油が充分に切れていないのが残念。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : うまか亭

住所 : 福島県会津若松市明和町1-24

電話 : 0242-28-8369

定休日 : 年末年始

営業時間 : 10:00~21:00

駐車場 : あり

写真 : 唐揚げ弁当 500円(税込み)

2010年5月3日月曜日

滝沢浄水場の桜2010 / 会津若松市

会津若松市一箕町の石部桜から田んぼ道を北へ向かうと滝沢浄水場が在る。浄水場の敷地内にはまだ若いが何本もの桜が植えられている。

毎年石部桜より数日遅れて咲き始めるのが常である。

高みから眺めると薄桃色の雲がたなびいているようで美しい。私は石部桜より滝沢浄水場の桜の方を楽しみにしている。

敷地内には古いコンクリート製の建造物があり、うち捨てられたような人工物の哀れな姿が、若い桜の力強さをいっそう引き立てている。

滝沢浄水場の桜 / 会津若松市

桜の木というのは妙な物で、その一本いっぽんの樹の精がそれぞれの根本に佇んでいるような気持ちにさせられる。

特に夜桜を見ている時などはそうである。

滝沢浄水場の桜を見ていると、そのコンクリート製の建造物にも精のような物が居るように気持ちになる。


■□■ 桜情報 ■□■

施設名 : 滝沢浄水場

住所 : 福島県会津若松市一箕町大字八幡字柏木15番地の13

駐車場 : なし

写真 : 滝沢浄水場の桜

2010年4月28日水曜日

肉そば / 味の里 しおえ (会津若松市)

超有名なトンカツ屋の“お食事処 むらい”から118号線を700mほど南下して左折した所にある。

聞く所によると、“味の里 しおえ”のご主人は元々は精肉店を営んでいたという。

トンカツがお薦めメニューのようで、暖簾には店名ではなく“とんかつ”と大書してある。

随分と前になるが、こちらのソースカツ丼をご馳走になったことがある。

わっぱ飯風の丸い器に、トンカツがはみ出すことの無いように丁寧に並べられていて、食べ易かったのを覚えている。

薄く叩き延ばした肉を揚げて、縦半分に切っただけの物をこれ見よがしに器からはみ出させて供する店を観光マップなどで時折見かけるが、それが下品極まりない物に思えるほどにキチッと納められていた。

しおえは家族経営食堂に有りがちな悪い特徴が出ていて、身内話が大声で遠慮なく交わされている。

人様のお宅の居間に上がり込んで、自分だけが食事をしているような居心地の悪さを感じる。

肉そば / 味の里 しおえ (会津若松市)

“肉そば”のスープは、醤油と塩の中間的な色合いで、味は限りなく塩味に近い。

豚骨が主らしい迫って来るように豚の匂いがする荒々しいスープは、始めのうちは少し取っ付き難さを感じるものの、飲んでいるうちにとても美味く感じるようになった。

極薄のスライスチャーシューが丼一杯に無数に乗っている。

グレーともベージュとも言いがたいチャーシューの色合いで無表情に成りがちな丼面をナルトが引き締めている。

チャーシューは総量では結構の量が載っているものと思われるが、残念な事に極薄スライスなので、旨味がすっかりスープに逃げてしまっていて充実感に乏しい。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 味の里 しおえ

住所 : 福島県会津若松市大字門田町大字御山字村上319

電話 : 0242-26-9060

定休日 : 月曜日

営業時間 : 11:00~19:00

駐車場 : 10台

写真 : 肉そば 800円(税込み)

2010年4月27日火曜日

石部桜2010 / 会津若松市

会津五桜に数えられる桜の古木で、樹齢は600年を越すと推定されている。

会津若松市教育委員会の立て札が有るのでそのまま転記する。

  『樹齢600年と推定される県内でも有数の古木である。

  樹高11メートル、枝張19メートル、胸高幹周囲0.5メートルから2.2メートル(計8本)。

  会津五桜のひとつで、福島県緑の文化財登録第327号でもある。

  開花は4月中旬で満開の景観は素晴らしい。

  この附近は葦名の重臣石部治部大輔の屋敷跡といわれている。』

石部桜 / 会津若松市

葦名の重臣石部治部大輔(いしべじぶだゆう)の屋敷跡と言うが、地形を見る限り屋敷が在ったとは思えない。

石部桜の周りはぐるりと水田が囲み、しかもあまり平坦ではなく、屋敷を構えるには不向きな土地のように思えるし、重臣の屋敷跡に桜の木だけしか残っていないと言うのも妙だ。

石部桜は1本の木ではなく、数本(会津若松市教育委員会によれば8本)の樹木の集合体で、その根本辺りは苔生してごつごつとくねっていて凄まじい生命力を感じさせる。

600年も生き続けるという事の苦労を語っているように見える。

石部桜 / 会津若松市

今日明日が見ごろ。


■□■ 桜情報 ■□■

樹名 : 石部桜(いしべざくら)

住所 : 福島県会津若松市一箕町大字八幡字石部