会津五桜に数えられる桜の古木で、樹齢は600年を越すと推定されている。
会津若松市教育委員会の立て札が有るのでそのまま転記する。
『樹齢600年と推定される県内でも有数の古木である。
樹高11メートル、枝張19メートル、胸高幹周囲0.5メートルから2.2メートル(計8本)。
会津五桜のひとつで、福島県緑の文化財登録第327号でもある。
開花は4月中旬で満開の景観は素晴らしい。
この附近は葦名の重臣石部治部大輔の屋敷跡といわれている。』
葦名の重臣石部治部大輔(いしべじぶだゆう)の屋敷跡と言うが、地形を見る限り屋敷が在ったとは思えない。
石部桜の周りはぐるりと水田が囲み、しかもあまり平坦ではなく、屋敷を構えるには不向きな土地のように思えるし、重臣の屋敷跡に桜の木だけしか残っていないと言うのも妙だ。
石部桜は1本の木ではなく、数本(会津若松市教育委員会によれば8本)の樹木の集合体で、その根本辺りは苔生してごつごつとくねっていて凄まじい生命力を感じさせる。
600年も生き続けるという事の苦労を語っているように見える。
今日明日が見ごろ。
■□■ 桜情報 ■□■
樹名 : 石部桜(いしべざくら)
住所 : 福島県会津若松市一箕町大字八幡字石部
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