国重要文化財の観音堂を有する只見町の古刹「成法寺【じょうほうじ】」
成法寺観音堂
平安時代初期に徳一和尚によって開山したと伝えられている。
背後の岩山は古くから信仰の対象になっていて、弘法大師空海もここを訪れたという話が残っている。
室町時代の建立とされている観音堂は、その建築様式で1963年に国重要文化財の指定を受けるが、素人目には素っ気ない殺風景な建物で面白味がない。隣りの薬師堂の方がずっと興味を引く。
観音堂に安置されている聖観音座像は1955年に県重要文化財に指定。
それにしても背後にそびえる岩山が見事。成法寺の観音堂と薬師堂と岩山の相乗効果で、そのどれもが有難く見えてくるから不思議だ。
薬師堂
国重要文化財指定を受けている観音堂に比べ、装飾の細工が見ていて愉しい。
残念ながら薬師堂に関する情報は皆無。
只見町教育委員会も極上の会津プロジェクト協議会も国重要文化財には喰い付くが、文化財指定を受けていない物には冷た過ぎると思う。
成法寺
山号寺号 : 仏地山 成法寺
住所 : 福島県南会津郡只見町大字梁取字仏地1864-1
駐車場 : なし
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