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2022年7月15日金曜日

カツ丼 / 吉田食堂 (会津若松市)

吉田食堂の右隣りの建物は、昭和2年に建てられた旧若松庶民金庫で、平成18年に会津若松市歴史的景観建造物に指定されている。

店内は大衆食堂らしからぬ造りで、昔は喫茶店かスナックだったのではないだろうか。カウンターが2つ有り、店内に入ってすぐ右手の厨房との境に一つ。店の奥に、スナックを思わせる物が一つ。
地域の人気店のようで、開店から30分ほどでほぼ満席になってしまった。

ラーメンを食べようと思って来てみたが、メニューを見ているうちに煮込みカツ丼が食べたくなった。
注文から25分ほどでカツ丼が到着。
煮込みカツ丼にワカメスープと漬物が付いて税込み800円。


卵はほぼ完熟状態。タレは甘味と塩味が強くて結構濃い目の味付け。
カツの肉は薄く、揚げ油の臭いが鼻につく。
ま、お値段なりのお品と言うことだが、ワカメスープがとても美味かった。このスープから想像するに、ラーメン類はきっと美味いに違いない。


駐車場は店の向かい側に屋根付き車庫が2台分有るが、とても狭くて普通車はドアを開けられず出られないのではないだろうか。


吉田食堂

住所 : 会津若松市相生町7-3
電話 : 0242-22-0429
営業時間 : 11:00〜14:00
定休日 : 日曜日
駐車場 : 軽2台分 (極狭)

カツ丼 800円(税込み 2022年現在)

2010年2月12日金曜日

カツ丼 / 若竹 (喜多方市)

 若竹では以前、ソースカツ丼とカツカレーを食べた。

どちらも満足感と言うよりウンザリ感のような物が食後に襲って来るほどの巨大なトンカツが載っている。

しかししばらく経つと、『喉元過ぎれば熱さを忘れる』の例えのように、また若竹のトンカツメニューを食べたくなるのが不思議なところ。

若竹のメニューにはカツ料理が、カツ丼・カツ重・ソースカツ丼・鶏カツ丼・カツカレーライスの5種類がある。

カツ丼には「おすすめ品」と朱書してある。何がどうおすすめなのかは書いてないが、とにかくおすすめなのだそうだ。

ソースカツ文化圏に在りながら煮込みカツ丼をおすすめ品にするには、余程の自信が有るに違いないと見たので、早速注文。

カツ丼 / 若竹 (喜多方市)

程なくカツ丼が登場。

いつもながら巨大だ。

私は、若竹のカツ丼がいかに巨大かを予め承知しているので然程驚きもしないが、その巨大さを知らずして目の前に運ばれた初めての客はたいそう驚くに違いない。

客がビックリしてバカに成って座りしょんべんをしてしまっても、それは店側の責任とされても仕方がない。と思う。

カツ丼 / 若竹 (喜多方市)

溶き玉子で閉じた煮込みカツ丼という物は、トンカツと玉ねぎという生まれも育ちも違った輩を、心の広い溶き玉子が「ここに居る限り皆は家族なんだよ」的に一つ所帯にまとめた物でなくてはならない。

しかし若竹のカツ丼の玉子にはそのような余裕は微塵も無く、モンゴル力士“朝青龍”のように傍若無人なトンカツと、漫才師“中川家”の兄の方のようにしょげ返った玉ねぎに翻弄され、命からがらトンカツにしがみ付く見るも無残な姿を呈している。

津波が去った後の海草が岩礁にまとわり付いているような、途方にくれる風景にも似ている。

芭蕉の句「むざんやな 冑の下の きりぎりす」をそっと添えてあげたい。

煮込みカツ丼文化圏で生まれ育った私には、会津地方の煮込みカツ丼からは満足できる物を余り感じることが出来ない。

会津地方で食べるなら、やはりソースカツ丼だ。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 若竹

住所 : 福島県喜多方市塩川町小府根字畑ケ田1

電話 : 0120-27-5169

定休日 : 火曜日

営業時間 : 11:00~20:30位

駐車場 : 10台位

写真 : カツ丼 900円(税込み)