2010年1月25日月曜日

ソースカツ丼 / よつかど老麺 角膳 (会津若松市)

 会津若松では、曜日にかかわらず毎年1月10日に「十日市」が催される。

会津若松駅から南へ延びる通りでは風車や起き上がり子法師などの縁起物や、たこ焼き・お好み焼き・焼き鳥・ポテトフライなどを売る露店がずらりと並ぶ。

今年はその日が日曜日だったこともあり、大変な人出だった。

昼時をだいぶ過ぎた頃、腹が減っていた事に気づき、大町一丁目の“よつかど老麺 角膳”へ向かった。


以前ここではチキンカツ定食を食べて大変満足したことが有る。

今回はソースカツ丼を食べてみた。

ソースは甘味が抑えられた酸味が強くスパイシーなもので、有無を言わせない「ごり押し系ソース」に分類される。

トンカツは衣がボロボロと剥がれ易く、ちょっと食べにくい。

全体的に非常にワイルドだ。映画「荒野の用心棒」の中で、クリント・イーストウッドがこのカツ丼を食べていても違和感を感じないくらいにワイルドだ。


根菜類の煮物とスープが付いて850円。

角膳はご飯物が美味い。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : よつかど老麺 角膳

住所 : 福島県会津若松市大町1-8-5 カネマンビル1階

電話 : 0242-33-6577

定休日 : 不明

営業時間 : 11:30~15:00 / 17:00~21:00

駐車場 : 無し(食事金額により向いの有料駐車場補助券がもらえる)

2010年1月18日月曜日

醤油らーめん / 会津藩 (会津若松市)

49号線から南へ折れた、以前は「富士通通り」と呼ばれたが、富士通が撤退してからは「千石通り」と名を変えた通りに面して在る。

この通りは、飯盛山・東山温泉・鶴ヶ城・芦ノ牧温泉・大内宿・塔のへつりなど会津の主要な観光地へ続く。

気が付いたらいつの間にか「会津藩」というラーメン屋が出来ていたので入ってみた。

醤油らーめん / 会津藩 (会津若松市)

少し甘味の有る、角の取れた優しい味のスープ。

喜多方ラーメンファンには、喜多方市役所近くの「ちよもと」を想起させる味と言えばハハ~ンてな具合にお分かり頂けるだろう。

手打ち風のもちっとした麺がまた良い。


■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : 会津藩

住所 : 福島県会津若松市一箕町亀賀字藤原162番1

電話 : 0242-25-1889

定休日 : 月曜日

営業時間 : 11:30~15:00 / 17:00~20:30

駐車場 : 有り

写真 : 醤油らーめん 550円(税込み)

2010年1月11日月曜日

サイゼリヤ郡山並木店 / 郡山市

 サイゼリヤは国内に803店舗のチェーン展開しているイタリアン激安レストランだが、残念なことに会津には1軒も無い。

全国に803店舗も有って郡山市には5店舗も在るのに、会津には1軒も無いのだ。

会津若松市は郡山市の1/3位の人口数。しかも、若い人が極端に少ない。

これじゃ外食産業が出店を躊躇するのも無理は無い。


野暮用で郡山に行く機会があったので、昼食をサイゼリヤでとることにした。

メニューを見ると全メニューがとても安いのに驚く。

ハンバーグとウインナソーセージと厚切りベーコンと目玉焼きがセットになった“ミックスグリル”と、“エスカルゴのオーブン焼き”と、ライスをお願いした。

エスカルゴ サイゼリヤ郡山並木店 / 郡山市

ミックスグリル サイゼリヤ郡山並木店 / 郡山市

合計額は1,117円だ。しかも税込価格。安い。

他のファミレスの半分強ほどの値段ではないだろうか。

エスカルゴを食べたのは人生初めての経験だ。

サザエのような食感と、草や土の匂いを想像していたが、マッシュルームのスライスのような情け無い歯応えで、これと言った匂いも味も無かった。

カタツムリ料理が日本に根付かないのは、この特徴の無さにあると思う。

ミックスグリルの厚切りベーコンは美味かった。

薄く切ったベーコンを、油をひかずにフライパンでカリカリに焼いたものも実に美味いが、厚切りの物を角や縁が軽く焦げる程度に焼いた物も本当に美味い。

全体的に油が多く使われていて、くどいかなぁと思わなくもない。



■□■ 店舗情報 ■□■

店名 : サイゼリヤ郡山並木店

住所 : 福島県郡山市並木3-2-15

電話 : 024-925-5457

営業時間 : 11:00~翌2:00

駐車場 : 有り

写真 : エスカルゴのオーブン焼き 399円(税込み)・ミックスグリル 559円(税込み)・ライス 159円(税込み)


2010年1月4日月曜日

雪見漬 / 福島県会津美里町

納豆の漬物「雪見漬」

現在は美里町と町名が変わってしまったが、以前の会津高田町で造られている納豆の漬物である。

私がこれを見つけたのは、COOP相生店の納豆売り場だった。

パッケージにある説明を読むと、「納豆に糀を入れて漬け込んだ商品」とある。そして商品名が「雪見漬」なので、納豆の茶褐色と糀の白色が入り混じり、雪解け時の泥道のような状態を創造して、なかなか買う気が起きなかった。

ある時、意を決して買ってみた。

雪見漬 / 福島県会津美里町

どこが雪見漬なんだよ!と言いたいくらいに白色の部分は全く無く、全体が濃い茶褐色である。

そして強烈な納豆臭。

大雑把な言い方をすれば、「匂いは納豆で、味は味噌」と言ったところ。

雪見漬 / 福島県会津美里町

口に入れてみると強烈な納豆臭はほとんど感じなくなるのが不思議。

荒く刻んだ長ネギを多めに入れてみたら実に美味!

塩辛・酒盗・焼き味噌などの、いわゆる“なめもの”の仲間に入れてあげてもイイかなぁ、と思えるほど酒に合う。

酒が進むうちにイタズラ心が起きて、チーズを細かく刻んで混ぜてみた。

これがまた美味い。

納豆もチーズも発酵食品同士で互いに気が合うのか、どこまでが納豆の味で、どこからがチーズの味なのかが判然としない混沌とした味わいを醸す予想以上の好結果と成り、我輩は大満足の境地を得、焼酎をもう一杯飲むのであった。

説明書きには「生ねぎ、大根おろし、唐辛子、ミョウガ等香辛料を添えれば一層美味」とある。

ミョウガかぁぁ! ミョウガも合うだろうなぁぁ!

それにしても、私は「美味」の二字につくづく弱い人間だなぁと思った。


■□■ 雪見漬情報 ■□■

品名 : 雪見漬

店名 : 会津高田納豆 新田商店

住所 : 福島県大沼郡会津美里町字高田甲2914

写真 : 雪見漬 250円(税込み)