店内の座敷は、一般家庭のお茶の間に予告も無く突然お邪魔をしたかの如く少し雑然とした佇まいである。
無料サービスのフルーツ類や還元水が置かれている。
“ナントカ還元水”に年間508万円もの謎の巨額光熱水費を費やした松岡農水相に、『無料で飲めますよぉ』と教えて上げたいくらいである。
お通しにミニトマトと漬物が出てきたが、ジャンボカツ丼がどの位ジャンボなのかが分からないので、迂闊にトマトなんかを食べる訳には行かず、ジッと我慢をする。
10分ほどでジャンボカツ丼が到着。ほうれん草のおひたしと小さな冷奴、それに味噌汁が付く。
分厚く巨大なカツを想像していたが、実体は10mm厚位の普通の大きさのトンカツが二枚分載っている物であった。天辺にはパセリが載っているが、ただのお飾りと軽んじてはいけない。後々重要な働きをするのである。
カツは幅10mm位の細めの短冊に切られている為、実に食べ易い。良い料理と言う物は味は勿論大切だが、“食べ易さ”と言う要素も決して軽んじられるべき物ではないと思う。
肉は柔らかくて食べ易く、揚げ油のクドさは全く感じられない。
ソースはこってりマイルドタイプで、中盤以降少し飽きを感じてしまう。そこで前述のパセリが大いに活躍をする。
漬物や冷奴などよりも、少々クセのあるパセリの青臭さが、減退しかけた食欲を呼び起こしてくれるのである。
ジャンボカツ丼にはパセリ主体のグリーンサラダをつけてくれるよう強く希望する。
ご飯が柔らか過ぎるのが残念だった。
■□■店舗情報■□■
店名 : ラーメン処 天神
住所 : 福島県会津若松市天神町26-51
電話 : 0242-27-0004
定休日 : 第3火曜日
営業 : 11:00~20:00
駐車場 : 15台以上可
※写真は「ジャンボカツ丼」 1,100円(税込み)