山内ヨネ子に懸想した野口英世の下宿
野口英世は1876年に現在の福島県耶麻郡猪苗代町に生まれ、黄熱病や梅毒の研究をした細菌学者である。
父の佐代助から受け継いだと思われる酒好きで女好きで金銭面にだらしのない部分は常人の常識を逸している。
会津若松で書生として暮らしていた時の事であるが、日本基督教団若松栄町教会に通う女学生“山内ヨネ子”に懸想し、ストーカー行為に及んだ事が有る。
当時の下宿先が写真の建物で、野口の部屋は「加登屋」の看板がある二階の角部屋だったと聞く。
日本基督教団若松栄町教会に通う山内ヨネ子に対し、この下宿部屋の窓からネットリとした視線を送っていたのだろう。
猪苗代町の生家の柱に刻まれた「志を得ざれば再びこの地を踏まず」と同文が、現在でもそのまま下宿のその角部屋の柱には刻まれているらしい。
野口英世の下宿の現在状況
現在、写真の建物は大幅に改築され、野口が棲んでいたとされる角部屋は駐車場となってしまいました。
野口が決意を刻んだ柱はどうなったのだろうか。
□■□野口英世の下宿情報□■□
住所 : 福島県会津若松市七日町1-7 (内部非公開)