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2022年11月6日日曜日

法石山 常在院の殺生石 / 白河市

常在院は源翁和尚が1376年(天授2年)に開いた寺。源翁和尚と言えば悪事の限りを尽した九尾の狐が変化した殺生石を打ち砕いた和尚だ。
空海が開基とされる真言宗寺院 五峯山慈眼寺を再興し、曹洞宗に改宗して護法山示現寺と改めたのが1375年。翌年にはこの常在院の開基に関わっている。忙しい和尚さんだ。

法石山 常在院 / 白河市

1385年には後小松天皇の勅命により那須殺生石の済度を行った。源翁和尚が56歳の時だ。その時に飛び散ったとされる殺生石の欠片の一つが常在院の裏手に在る。
鳥居の辺りからは草が生い茂り、湧き水でぬかるんで歩きにくい。

法石山 常在院の殺生石 / 白河市

法石山 常在院の殺生石 / 白河市

法石山 常在院の殺生石 / 白河市

法石山 常在院の殺生石の由来 / 白河市


柵で囲われた中に石が在る。よく見ると小さな石が乗っているようだ。どちらが殺生石なのだろうか。
「史跡 殺生石の由来」と題された立て札があるが、常在院の殺生石については詳しい事は書いてない。
ウィキペディアによれば“史跡”とは「貝塚、集落跡、城跡、古墳などの遺跡のうち歴史・学術上価値の高いものを指し、国や自治体によって指定されるもの」とある。常在院の殺生石は史跡と言えるのだろうか?那須の殺生石は“国指定名勝・県指定史跡”と大書してあった。
常在院には、木造源翁和尚坐像や紙本著色源翁和尚縁起三巻などがあるらしい。


法石山 常在院 【じょうざいいん】

福島県白河市表郷中寺屋敷79
0248-32-2595