群生地とは言うものの、水田の稲のように縦横に整然と並んで生えているところを見ると、自然に群生しているのではなく人の手によって植えられているようだ。
木道の両側には獣除けの電流線が走っていて、ペット連れや幼児の一人歩きには注意が必要。
水芭蕉群生地に行く手前に枝ぶりの良い松の木が生えている。浮世絵に描かれているような幹の曲がり具合や葉の付き方が趣があってよろしい。
近くには「口留め番所跡【くちどめぱんしょあと】」の表示板があるが、説明が一切ない。
口留め番所とは江戸時代、諸藩が設けた旅人や荷物の出入りをチェックするための見張り所のことで、幕府が設けた関所のようなものらしい。