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2020年11月23日月曜日

ペグマタイト岩脈と鹿島大神宮 / 郡山市

ペグマタイトとは鬼御影とも呼ばれ、マグマが冷えて固まった岩石で、大きな結晶が特徴。
昭和の前半には焼き物の釉薬やガラス類の材料として採掘されていて、阿武隈山地は国内でも有数の大産出地だったようだ。
現在ではほぼ採掘され尽くされた状態とのことだが、鹿島大神宮の境内の推定埋蔵量約14,000トンものペグマタイトは、古来日本の磐座・磐境の信仰による所の御神体という事もあり、採掘を免れたらしい。

鹿島大神宮は781年(天応元年)9月15日に、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮より勧請したのが始まり。
毎年4月の例大祭では境内の神楽殿において、神話にある所作を舞う出雲系神楽である太々神楽が奉納される。
令和2年は、4月18日と19日、および9月20日の午前10時から神楽奉納があった。

写真を見ると、流れてくる溶岩が社殿の寸前で止まったように見えるが、そういう訳ではない。

境内のあちらこちらにはペグマタイトが土中から顔を覗かせていて、小さな社が点在している。

仏様が線刻された巨石が境内のあちこちに在る岩角山岩角寺や、非日常的異空間民芸集落の高柴デコ屋敷は比較的近くに在る。

■□■ 岩脈・神社情報 ■□■
神社名 : 鹿島大神宮
岩脈名 : ペグマタイト岩脈 (天然記念物)
住所 : 福島県郡山市西田町丹伊田宮作239