紫雲山来迎院清竜寺
飯盛山で自決を試みたが奇跡的に息を吹き返した白虎隊士の飯沼貞吉が匿われた喜多方市の寺。
喜多方市の町外れの集落から更に田園地帯を進み、だいぶ人里を離れた頃にほんの数軒だけの小さな集落に出る。その集落のどん詰まり辺りで山門が見える。
山門と辺りの風景とが相まって、一種の桃源郷的な美しい景色を作り出している。
質素な造りながらも仁王像と思われる像が左右に安置されている。
50メートルほど先にお堂が在るので行ってみたが「不動堂」と書いてあった。その奥には小さな滝があるだけで本堂が何処にも無い。
山門まで引き返すと小さな小屋があり、奥に「紫雲山清竜寺」と書かれた板が掲げられてあった。
廃寺になったのか本堂が無い。
近くには「蘇生白虎隊士 飯沼貞吉ゆかりの地」と書かれた石碑が立っていた。
飯沼貞吉は不動堂に潜んでいたらしい。
『雷光院紫雲山清龍寺』の文字が読み取れる。本堂がいつ無くなったのかも正しい院号寺号も不明の謎だらけの寺。
紫雲山来迎院清竜寺
山号院号寺号 : 紫雲山 来迎院 清竜寺
住所 : 福島県喜多方市岩月町入田付
駐車場 : なし
(清瀧寺の表記もある)